出版社内容情報
櫛木 理宇[クシキ リウ]
著・文・その他
ヤマウチ シズ[ヤマウチ シズ]
イラスト
内容説明
クリスマスイヴ。森司とこよみのデートがついに実現!人生最高の夜を噛みしめていた森司だが、ツリーの根もとで異様な人形を発見する。それは1年前にオカ研へ相談が持ち込まれた曰く付きのもの。ある教授が、死んだ愛娘そっくりに作り上げ、娘の代わりとして大切に世話していた。供養されたはずだが、なぜここに?同じ頃、部長と藍も奇妙な憑依事件の渦中にいて…。シリーズ最大の危機がオカ研メンバーを襲う第18弾。
著者等紹介
櫛木理宇[クシキリウ]
1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ままこ
91
シリーズ19作目。森司がようやく漕ぎ着けたこよみちゃんとのドキドキクリスマスデート。その最中、過去にオカ研が依頼を受けた事柄が不穏に絡んでくる。動画配信者が持ち込んだ霊現象。遠縁から相続した曰く付きの人形。狂った想いがさらなる恐怖を生み出す。ほんわかムードから一転次巻が気になる。2021/07/09
あっちゃん
55
今回は過去話とクリスマスイブ現在が行ったり来たりで少し混乱!デートの行方が気になるのに、何故か忙しいオカルト案件(笑)残り少ない大学生活、そろそろ大詰めに向かうのか?( ̄▽ ̄)2021/09/23
凛
55
シリーズ18作目。めでたくクリスマスイヴにデートすることになった森司とこよみ。とは言え、やっぱり最後まで何事もなくデートできるわけがなく、動画配信者の憑依事件から始まって、1年前のいわくつきの人形絡みの事件、そこから繋がる死者を復活させる儀式と今回も盛りだくさん。人形系は気味が悪くて苦手だけれど、あの世とこの世との境、三種の呪物となかなか興味深い題材でもあったので楽しめたし、これで終わりではないのが気になるところ。二人の仲も少しは進んだのかな。オカ研メンバーとともに生温く見守りつつ、次巻も楽しみに待つ。2021/04/26
のりすけ
48
ついにッ、ついにクリスマスだッ!デートだッ!でもオカルトな案件は2人をラブラブ聖夜なのいやんばかぁん…にはしてくれず、特別な日にも災難が降りかかるですよ。ホラー部分はありきたりで怖くなかったです。さて「彼女」はオカ研にとって最大級の敵になるのか?2021/06/28
よっち
48
森司とこよみのデートがついに実現するクリスマスイヴ。人生最高の夜を噛みしめていた森司だが、ツリーの根もとで異様な人形を発見する第十八弾。オカ研へ動画を持ち込んだ動画配信者の奇妙な憑依事件、1年前にオカ研へ相談が持ち込まれたいわくつきの人形、そしてクリスマスイブに起きた異変。ようやくお互い念願のデートにこぎつけても、そこから肝心なところでヤバいトラブルに巻き込まれる展開はお約束ですけど、それこそほんともう一歩踏み出すだけなのになあ…からが遠い(苦笑)事件は今回で決着かと思ったらこれはもう一波乱ありますかね?2021/04/23