角川文庫<br> 極楽の鯛茶漬け―伊織食道楽事件帳

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角川文庫
極楽の鯛茶漬け―伊織食道楽事件帳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041108925
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

膳奉行の家に生まれた芹沢伊織は、祖父が起こした食中毒事件のせいで閑職に追いやられていた。暇を持て余して美食を楽しむ伊織だったが、ある事件をきっかけに将軍に饗する食材集めを命じられて……。

内容説明

江戸城の厨房を差配する膳奉行の家に生まれた芹沢伊織は、祖父が起こした食当たり事件によって膳奉行“並”という閑職に追いやられていた。暇に飽かせて江戸中の美食を食べ歩いていたある日、将軍の側近・大道寺鳳楽の屋敷に呼び出される。伊織は出世と引き換えに芹沢家秘伝の薬膳料理本を求められるが、その裏には江戸城をも巻き込む陰謀が隠されていた。美食を愛し、愛を斬る。時代小説界の新たなる英雄、華々しく登場!

著者等紹介

赤坂晶[アカサカアキラ]
岐阜県生まれ。飲食店を経営する家に生まれ、幼少期より料理に親しんで育つ。会社勤務を経て文筆業に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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タイ子

84
初読み作家さん。お殿様の御膳、お毒見する役目の若き膳奉行の物語。かつて膳奉行だった祖父が起こした食中毒事件が元で役目を並に落とされ、今や城には出向くがヒマな毎日の芹沢伊織。だが、芹沢家には一子相伝の極秘料理本なるものが隠されていた。それを手に入れようと目論む悪~いヤツ。だが、伊織は凄腕の二刀流使い。何だか凄いワザが次から次へと出て来るのが面白い。「調味二刀流秘蝶舞」だとか名前がカッコいい。10両の鯛茶漬けをおよばれしたのはいいが、大奥の側室が殺される事件も勃発。まだ暗躍する輩がいる限り続くんだろうな。2022/07/14

tomtom

17
紅生姜って梅干しを漬ける時に出る梅酢と生姜で作るから身体に良さそうに思うのだけど、食べる制限されてしまうのか。女の人と一緒に料理を作っている表紙だったから許嫁とはどうなるのか心配だったけど、とりあえずは何もなかった。何故この絵なのか気になる。いろいろ思わせぶりだったから続きがあるのかな。2023/02/14

ごへいもち

16
美味しそうなタイトルと軽やかな表紙絵に惹かれて。かなり調子良く書かれているけれど、ご愛嬌。次もあれば読もうと思ったけれど無いのね2024/04/03

虚と紅羽

13
もっと事件に料理を絡ませてもよかったんじゃないかな。料理の方にはサラッと触れるだけで、大部分陰謀の方に話を割いてたから表紙とタイトルからは少しズレているように感じた。 内容はトントン拍子で駆け足気味に進んでいくので事件がいつの間にか解決している。やっぱり一話一話もっと長くして料理と絡ませた方が読み応えはあった気がしますよ。 それにしても表紙が可愛い。タイトルフォントと色合い、それに料理や食器のイラストが個人的に可愛くて好き。2021/10/31

ううち

12
タイトルに表紙絵が可愛いかったので購入(いつものことだが)。閑職だけどキチンと出社?し、食に精通し、二刀流で武芸に優れ、さらに見目麗しく、許嫁もいるという完璧すぎな主人公ですが、ちょうど漢方や薬膳のことを勉強していたので芹沢家の秘伝書は気になるところです。『茄子を松』は見つからなかったけど、茄子の家紋可愛いな。2022/06/23

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