内容説明
立派な医師だった母に憧れる姫君・小春は、ついに努力が報われ典薬寮で働けることに。しかしある日、亡き母が人を傷付ける呪術を使う“呪禁師”の顔を持ち、自分もその力を受け継いでいるという衝撃の事実を知ってしまう。この身に宿るのは呪いの力―それでも人を救いたい。だが決意を胸に呪禁を調べる小春の前に母と呪禁について知る青年・冬次が現れ、「呪禁に関わるな」と忠告され!?第18回小説大賞・奨励賞受賞作!
著者等紹介
伊月ともや[イズキトモヤ]
福岡県出身。第18回角川ビーンズ小説大賞・奨励賞受賞。本書『平安春姫薬書―春告げる花と冬月の君』(受賞作改題、改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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