出版社内容情報
’09年堺市長選挙で橋下徹の支持を受けて当選した竹山修身は、’13年の選挙では維新の会と対立。圧倒的に不利な状況の中、再選を果たす。なぜ彼は橋下徹と袂を分かったのか?当事者のみが知る赤裸々な真実!
内容説明
「橋下維新」とは、いったい何だったのか!?なぜ著者は、橋下徹と袂を分かったのか?一度目は共に、そして二度目は敵となって闘った男が明らかにする訣別の真相!
目次
第1章 公務員からの転身
第2章 オール野党からの出発
第3章 大阪維新の会との対立
第4章 堺の歴史と私の思い
第5章 平成二五年秋、堺の決戦
第6章 堺と地方自治の未来に向けて
著者等紹介
竹山修身[タケヤマオサミ]
1950(昭和25)年、大阪府堺市出身。大阪府立三国丘高校、静岡大学人文学部を卒業後、1975(昭和50)年に大阪府庁入職。南河内郡美原町(当時)助役、総務部人事課長、府議会事務局長、商工労働部長、政策企画部長等を経て、2009(平成21)年に堺市長選挙に立候補し、当選。2013(平成25)年九月、再び堺市長選挙に出馬し、史上最多得票で再選を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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コーギー
15
自分の住む堺市長の本。自分が思ってる以上に市長選の注目度が全国的に高かったことに驚いた。あと事実誤認があったのでその点を知れて良かった。思いのほか面白かったので読んで良かったと思う。さらに堺市が全国的に認知されれば嬉しい。2014/03/30
浅香山三郎
11
政治家の書いた本であり、橋下氏とああいつた泥沼の戦ひをした当事者なので、著者の主張はよくよくチェックする必要があるが、率直に言つて面白かつた。政治家の選挙を巡る因縁のやうなもの、選挙戦略、オウンゴール。発信力が橋下氏に対し遥かに小さかつた竹山氏側が、堺の市民感情を利用して、うまくイメージ形成をしていつた様が、率直に語られてゐる。校閲チェックがしつかりしていたせいもあるだらうが、木原さんの本に比べ、言ひたいことがそれなりに整理されてゐた。(といふかむしろ、木原さんの本が酷すぎたのか?)2016/12/25
Mine
2
読了。昨年9月末の2期目堺市長選をどのように臨まれたのか詳細に綴られている前半もさることながら、大都市制度の議論がある中で、自治体のすがたをどのように考えておられるのかの記載は参考になりました。国や広域自治体との役割分担、権限や財源をどのように配分していくのかは、色々な政策テーマを考える上での重要な切り口ですし。2014/03/30
akanishi
1
「橋下知事の人気を利用した私と、堺市長選挙を利用した橋下知事」(p47)の物語。筆者が正直なのだなとは思うが。2015/12/29
uchimuso
1
二度の堺市長選の経緯等。初当選時に橋下側として出たので、2期目を目指す選挙のときに裏切り者だと勘違いされた人。実際に他県民の自分もそう思っていた。しかし、初当選時は大阪都構想はできておらず、むしろ変節したのは橋下市長のほうであると。この本の出版時以降、たしかに維新は迷走しているように見える。2014/12/07