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はなとゆめ

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  • サイズ B6判/ページ数 356p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041106044
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

清少納言は28歳にして帝の后・中宮定子に仕えることになる。内裏の雰囲気に馴染めずにいたが、定子に才能を認められていく。やがて藤原道長と定子一族との政争に巻き込まれ……。美しくも心震わす清少納言の生涯!

内容説明

わたし清少納言は28歳にして、帝の妃である中宮定子様に仕えることになった。華やかな宮中の雰囲気に馴染めずにいたが、17歳の定子様に漢詩の才能を認められ、知識を披露する楽しさに目覚めていく。貴族たちとの歌のやり取りなどが評判となり、清少納言の宮中での存在感は増していく。そんな中、定子様の父である関白・藤原道隆が死去し、叔父の道長が宮中で台頭していく。やがて一族の権力争いに清少納言も巻き込まれていき…。『天地明察』の異才が放つ最新歴史小説!

著者等紹介

冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。96年、大学在学中に『黒い季節』で第1回スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年、『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞を受賞。09年、初の歴史小説『天地明察』を刊行、同書は第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第7回北東文芸賞、第4回舟橋聖一文学賞、2011大学読書人大賞を受賞した。12年、『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

射手座の天使あきちゃん

475
「はなとゆめ」 やうやう面白くなるかと中程、少し過ごして、期待外れの不安細くたなびきたる。 夏は夜 寝苦しき夜はさらなり。無知もなお、百人一首の歌多く載せられたる。 また、ただ一つ二つなど ほのかに記憶に底に引っ掛かるもをかし。 うーん、ちょっと面白いとは言い難かったです! 冲方さんゴメンです。 <(^_^;2014/09/04

hiro

283
冲方さんの作品3作目。主人公が安井算哲、徳川光圀そして清少納言と、冲方さんの時代小説を読んできたが、平安時代の時代小説を読むのは初めてだったので、新鮮に感じられた。中宮定子に仕えた清少納言の宮廷生活、この時代に花開いた王朝女流文学の文化サロンの雰囲気を感じられたが、残念ながら、スケール・爽快さという点では、前2作には及ばなかったと思う。また、男性の摂関政治の権力争いは描かれているが、清少納言の一人称の作品のためか、清少納言が美化されているように思え、宮廷生活での女性達の対立に、もっと切り込んでほしかった。2014/01/03

as

250
はるはあけぼの、ようようなりゆくやまぎわ、すこしあかりて、むらさきだちたるくもの、ほそくたなびきたる。うろ憶えですがこんな感じでしたっけ?華や枕などのキーワードの使い方が物語の帰結点を明確にして安定感を与えていた様に思います。しかし冲方さんが女性視点の話を書くとは、まるで何にでも変化するips細胞の様ですね。(stapではない)「丁、恐ろしい子」蛇足ですが 道長の望月の歌も聞きたかったです。 漫画版は白泉社から?(笑)2014/04/01

Mumiu

240
中宮定子の女房だった清少納言の物語。藤原行成や、実方様、夫であった橘則光などもでてきて、甘さも程よい加減。中宮定子の家族を守る戦い、定子を守るために、自らの内なる華を咲かせ、それを武器に盾にしての少納言の戦い。中宮の還俗、一条天皇の寵愛。「わたしは、花を見ることができた己の人生を喜び続けます。」なんて天晴なこころもちだろう⁉︎2014/06/07

たー

218
女性の回想という形式を意識した変な中途半端な文体に最後まで慣れなかった。2014/02/22

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