角川oneテーマ21<br> 都市と消費とディズニーの夢―ショッピングモーライゼーションの時代

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角川oneテーマ21
都市と消費とディズニーの夢―ショッピングモーライゼーションの時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 223p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041103074
  • NDC分類 673.8
  • Cコード C0295

出版社内容情報

消費社会が生み出す都市の新しい姿とは

ウォルト・ディズニーが最後に見た夢は「都市計画」だった!?消費社会の進展により、もはや「ショッピングモール化」とさえ言える変貌を遂げた都市。消費のあり方が都市の姿を変える。現在に至る変遷と未来の姿。

内容説明

ショッピングモールの手法で変わる都市と公共施設の在り方。

目次

第1章 競争原理と都市
第2章 ショッピングモールの思想
第3章 ショッピングモールの歴史
第4章 都心・観光・ショッピングモーライゼーション
自動車時代のショッピングモール ららぽーとTOKYO‐BAY
観光地とショッピングモール
一九九〇年代の日本のショッピングモール状況
グローバル化とモールの関係

著者等紹介

速水健朗[ハヤミズケンロウ]
1973年、石川県生まれ。編集者・フリーライター。専門分野は、メディア論、都市論、ショッピングモール研究、団地研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

37
ショッピングセンター論であるが、映画で描かれる街やディズニーも交えた面白い街づくり本。2018/05/13

メタボン

20
☆☆☆ ショッピングモールをめぐり、ウォルトディズニー、映画「ゾンビ」「ターミネーター」「カーズ」「シザーハンズ」や、ラスベガスにまで言及した、視野の広い論説。ドバイやシンガポールはわかるとしても、クアラルンプールがショッピングモールの先進地とは知らなかった。ショッピングモールが今や観光の一大目的となっているのも、うべなるかな。2016/02/05

よしよしニャンコ

16
都市のショッピングモール化は、地価の要請と収益性のニーズからそうさせられたもの、公共の部分に民間の市場原理を導入した結果であるという視点は新鮮だった。スカイツリー界隈のソラマチがなどいろいろダサい、時代遅れだという批判を耳にすることもあるけど、グローバルな範囲での観光客の集客という視点から、地価の要請と収益性のニーズに即させた結果だったんだね。/私は、ショッピングモールが好きだけど、もう少し地場産業がテナントに入らないと、地元に税収が入らないんじゃないかなとは思うことはある。2022/01/10

しゅん

16
ショッピングモールを都市開発論として読み解き、都市設計者としてのウォルト・ディズニーに着目する文章は読み応え十分で、今の日本人ほぼ全てに関係のある話が繰り広げられている。商店街衰退とショッピングモール台頭の関係を詳しく調べ、実際にそこに因果関係が存在せず、全く別の要因がそれぞれにあることを指摘する点など、鋭い論点も沢山転がっている。誰が読んでも益のある一冊。2018/06/01

サイバーパンツ

16
アメリカとの比較や消費社会も絡めつつ、ショッピングモールの歴史と思想を語った都市論。中でも、ディズニーのくだりが面白かった。『トイストーリー』が西武開拓と宇宙開拓の二つのナラティブを表していたり、『カーズ』が古き良きアメリカの象徴であるハイウェイのルート66へのノスタルジーをモチーフにしてたりと上手くアメリカ社会への暗喩を織り込んでいる所に感心させられた。今公開中のズートピアもアメリカ社会への風刺に満ちているらしいし、娯楽作品の枠を超えて自国のナラティブを易々と語ってしまうディズニー・ピクサーはすごい。2016/06/01

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