- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > 教養
- > 角川oneテーマ21
出版社内容情報
もはや外国にお手本はない! 「課題先進国・日本」が真に生きる道を示す
「モノ」が売れない、内需も外需も。もうどうにもならないのか? いや、売る「もの」を間違えているだけなのだ!! 売るべきもの、それは”人々のつながりを用いた仕組み”だ。豊富な実例を基に、”新しい日本”を示す。
内容説明
売るべきものは“人と人がつながる仕組み”だ。成功した企業やNPOの豊富な実例で証明する。
目次
まえがき―「日本の一番正しい売り方」を提案する
第1章 日本企業はなぜ国際商戦版「ドーハの悲劇」に泣くのか
第2章 「協創力」は日本こそ使える技である
第3章 「協創力」が世界の市場を制していく
第4章 「協創力」が利益を生み、人々をハッピーにする1―「イケてる」企業編
第5章 「協創力」が利益を生み、人々をハッピーにする2―「社会を変える」編:第6章 「協創力」が日本経済再生の起爆剤になる
あとがき―9・11から3・11へ。「協創力」に到達した一〇年間
著者等紹介
保井俊之[ヤスイトシユキ]
慶應義塾大学先導研究センター特任教授。1962年大阪生まれ。東京大学教養学部教養学科(国際関係論)卒業後、旧大蔵省へ。金融庁参事官、中央大学客員教授等を経て現職。国際基督教大学博士(学術)。米国PMI認定Project Management Professional。政策研究大学院大学客員教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おさむ
43
「協創力」という言葉は初耳でしたが、これからの日本のキーワードになる気がします。少子高齢化や格差拡大、経済の停滞‥‥課題ばかりが目立ついまの日本社会。縦割り、蛸壺に陥らず、多様な意見や存在を受け入れていくことが意外なアイデアを産み、解決の糸口になりそうです。「3人寄れば文殊の知恵」という言葉にあるように、日本人にはもともとこの力が備わっている。これをいかに取り戻すかがカギになりますね。2017/02/04
壱萬参仟縁
10
副題にある、「協創力」とは、理想実現のために人脈を作り、ネットワークを活用して集団としての叡智を引き出し、革新アイディアやデザインを生む力(6頁)。また、思いの連鎖を意識して行使し、集まる場を作る。問題解決をデザインするために力を出し合うこと(50頁)。ゴシック太字になっているため、理解が容易。しかし、実行するとなると、人集めが難しい。評者は私塾集客で苦労したことがある。今もなかなか億劫になっているのである。場を作ることができれば、定期的に集まることが重要と思う。普段はSNSで情報交換か。2013/06/18
わらびん
4
システム思考というのか、仕組化、見える化というのか、日本人・日本社会は、これを育む土壌があるのだろう。ゼロから1にする力はないと思うが、その後飛躍させる力というのはものすごくあると思う。そして3人集まれば文殊の知恵のことわざに表されるように、人が絡む相乗効果は顕著に表されるね。ただ、シャイなのか、ムラ社会なのか、やはりスタートアップの勢いがない。そういうのを考えたことも含めて、結構良かったと思う。2013/02/04
T坊主
3
日本も先進国もいきづまってきたこの時代、チームワークによってシステム思考+デザイン思考+マネイジメント思考=協創力で社会を変えていこうという事。民主主義に基ずく政治の仕組みは2種類あり1)代議制 2)熟議民主主義、2のほうでこの協創力が使えるのではないかと。大いに民意を反映できるように広めてほしいものだ。2013/12/02
テキィ
2
ちょっとキレイ過ぎる印象。で?って感じ。2012/09/05