角川oneテーマ21<br> 諸行無常を生きる

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角川oneテーマ21
諸行無常を生きる

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784041100479
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「平家物語」と現代日本から「無常」とは何かを解説!

なぜこの世は無常なのか。平家物語の時代と震災後の共通点から、けっして思うがままにならない人生をよりよく生きるためのコツを伝授する。

内容説明

「平家物語」の無常観と大震災後の現代日本、忘れてはいけないこの世の真理。

目次

第1章 『平家物語』と『方丈記』
第2章 「無常観」と「無常感」
第3章 「無常(変化)」の種々相
第4章 宗教の立場・政治の立場
第5章 思うがままにならないこと
第6章 明らめること
第7章 「餓鬼の幸福」と「人間の幸福」
第8章 無常列車人生老死号

著者等紹介

ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院博士課程修了。65年から85年まで、気象大学校教授を務める。仏教を中心とした宗教全般について、逆説やユーモアを駆使してわかりやすく解説し、年齢・性別を問わず幅広い人気を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

団塊シニア

47
欲望を小さくして足る心持つこと、そのことが幸福になる秘訣、作者の人間の幸福については理解できる、ただ若い世代には物足りないかもしれない2015/08/01

ほじゅどー

13
★★★★「諸行無常」は仏教の言葉。この世は無常。常に変化している。若者⇨老人⇨死。貧乏⇄金持ち。春⇨夏⇨秋⇨冬⇨春。地震などの変化。このような変化に対して我々はあきらめるよりほかない。がんばれ!と言ってはならない。あきらめが肝腎。明らめる(現在を明らかにする)。諦める(過去を断念する)。明らめるということは、いま目の前にある現実をしっかり肯定すること。無常を楽しむ。小欲知足。欲望を少なくして、足る心を持てば、私たちは幸福になれる。50歳あたりから「俺も十分に元を取ったよな〜」と思えば幸せになれる。2016/02/19

snowboy

1
なるほどなーと素直に思える部分がある反面、なんとなくしっくりこない部分もある一冊でした。欲を無限にあおる現代という時代においては、足るを知るというのは本当に大事なことだし、それができれば幸福に生活できるでしょうね。 健康⇔病気を無常としていましたが、人間は常に「状態」であり、どこからが病気という定義ははっきりできないはずで、常に一定の平衡状態を守ろうとしているわけで、平衡バランスがくずれると調子が悪くなるわけで、この部分はちょっと違うかなーと思いました。2014/12/22

kiho

1
物事や状況をどう捉えるか…例えの話も交えて、無常=変わりゆく人生の生き方を軽快に語っている。わかることもあれば思考の展開の仕方に驚く部分も☆ともあれ「明らめる」という言葉は、いいなぁ♪2012/08/16

うさえ

1
独特な語り口調の文体が、心に染みた。2011年という年の締め括りに、この本を手にしたことが、まさに「縁」。2011/12/31

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