角川文庫
もの思う葦

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041099087
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

機知とユーモアに富んだアフォリズム、エッセイ集昭和10?11年。生活、文学の凄絶な葛藤のなか、26歳の時に「晩年」と並行して書き記した「もの思う葦」、志賀直哉ら既成の文学者に異議を唱えた「如是我聞」など、全創作時期におけるアフォリズム、エッセイ集

太宰 治[ダザイ オサム]
著・文・その他

柳 美里[ユウ ミリ]
解説

内容説明

大学落第から入社試験の失敗、鎌倉山での自殺未遂、腹膜炎とパビナール中毒の悪化、芥川賞落選…。生活、文学の壮絶な葛藤のなか、二十六歳で身を刻むように書き著した表題作「もの思う葦」のほか、文壇の老大家、志賀直哉に命を賭して異議を唱えた「如是我聞」まで、自己を凝視し、文学論から人生論、日本人論にまで広がる、類まれなエッセイ、アフォリズム集。

目次

もの思う葦
碧眼托鉢
悶悶日記
思案の敗北
「晩年」に就いて
一日の労苦
答案落第
春昼
鬱屈禍
知らない人〔ほか〕

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