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出版社内容情報
榊 一郎[サカキ イチロウ]
著・文・その他
茨乃[シノ]
イラスト
片貝 文洋[カタガイ フミヒロ]
イラスト/著・文・その他
内容説明
「マリエル―い、い、いったい何なんだ、それは!?」“護国鬼神”レオ・アラモゴードの押し掛け婚約者である騎士マリエルに突如として生えた獣耳と尻尾。時を同じくして「獣化病罹患者=敵国のスパイ」という風説が流れ、多くの発症者を抱える王国内には不穏な気配が満ちつつあった。この病への対応策に端を発し、宮廷内では王位継承の対立が激化。ついには“護国鬼神”の存在意義までも取り沙汰される。レオを縛る流行り病、噂、疑惑という見えない鎖、これらはすべて敵国の軍師・エルピオの策なのか。そして混乱が渦巻く中、ついに近衛騎士たちの刃はレオに向けられることに―。
著者等紹介
榊一郎[サカキイチロウ]
第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作『ドラゴンズ・ウィル』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
20
★★★★ 一巻発売からかなり間が空いたので正直続刊を諦めていた今作。二巻も前巻同様とても面白かった。正直そこまでお気に入りのキャラクターがいる訳ではないのだが、単純にストーリーが自分に合うのかすらすら読み進めていける所がとても満足出来たが、前巻で主人公であるレオに引き取られたヒロイン二人を軸にしていくと思っていたので新たなヒロインの登場には少し驚いた。自分はハーレム展開推奨派なので特に問題はなかったが、一点だけ気になった所がヘイトを集めたキャラクターの後処理が少し甘かった所。中盤や終盤に登場した近衛騎→2021/01/10
真白優樹
7
国内に奇病が蔓延し王座を巡る争いが加速する中、国境に敵軍の影が見える今巻。―――出来る事は倒す事だけ、だからこそ倒せるなら倒して見せる。 ある意味レオが得をする謎の奇病に振り回され、新たなヒロインにまたきりきり舞いさせられる中、新たな仲間と共に新たな鬼神の像を創り出し暴れ回る巻であり、ライトにくすりと笑えて心燃えられる、気軽に楽しめる面白さが更に跳ね上がる巻である。更に妙な状況へ引き込まれていくレオは、どんどんと逃げられなくなっていく中で今度はどんな戦いへ挑むのか。 次巻も早めに読みたいものである。2020/08/09
ぺおる
2
榊先生8月の新刊。まさかこのタイミングで伝染病(?)ネタとは……タイムリー。今回もライトなテイストながらしっかり練られたファンタジーで楽しく読めました。そう言えばスタートが近いドラグーンや妖精狙撃に挟まれてるせいであんまり感じてなかったけど、いつかめも冷静に見るとそれなりにハードな世界観でしたね……。2020/08/07
詞乃端
0
王都に発生した謎の流行り病と、その罹患者が敵国のスパイであると言う噂と疑惑。《護国鬼神》の刃でも容易に断ち切れぬ混乱に、王位継承の対立が絡む2巻‼️ようやく続刊が読めて、超嬉しいっ‼️😆前巻よりレオの性癖がオープンになっていて笑いました😄レオのヲタク男子な行動と、サムライとしての武威にギャップがあり過ぎて、相変わらず可愛いですな。でも、ケモミミ推しには救世主のような獣化病の扱いが、精神的にえぐいッス。あと、レオのハーレムが順調に増えていますが、ハリエットさんのキャラの濃さには負けると思いました。2020/08/23