角川文庫<br> 悪玉伝

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悪玉伝

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  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041096833
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大坂商人の吉兵衛は、風雅を愛する男伊達。兄の逝去により、将軍をも巻き込んだ相続争いに巻き込まれてしまう。吉兵衛は大坂商人の意地をかけ、江戸を相手に大勝負に挑む。第22回司馬遼太郎賞受賞作。

内容説明

大坂の炭問屋の主・木津屋吉兵衛は風雅を愛する伊達男。家業を顧みず放蕩の限りを尽くしていたところ、兄の訃報が舞い込む。生家の大店・辰巳屋に駆けつけた吉兵衛は、店を我が物にしようと企む大番頭の策略で相続争いに巻き込まれた。次第に泥沼化する訴訟は徳川吉宗や大岡越前守の耳に入る事態にまで発展。吉兵衛は大坂商人の意地をかけた大勝負に挑むが…。歴史エンタメの頂点にして、第22回司馬遼太郎賞受賞作!

著者等紹介

朝井まかて[アサイマカテ]
1959年、大阪府生まれ、甲南女子大学文学部卒業。2008年、第3回小説現代長編新人賞奨励賞を『実さえ花さえ』(のちに『花競べ 向嶋なずな屋繁盛記』に改題)で受賞してデビュー。13年に刊行した『恋歌』で、14年に第150回直木賞を受賞。同年に『阿蘭陀西鶴』で第31回織田作之助賞、15年に『すかたん』で第3回大阪ほんま本大賞、16年に『眩』で第22回中山義秀文学賞、17年に『福袋』で第11回舟橋聖一文学賞、18年に『雲上雲下』で第13回中央公論文芸賞、『悪玉伝』で第22回司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のり

79
吉宗公の治世下の大坂。大店の主が急逝し、独立していた道楽好きの弟「吉兵衛」が駆けつけるが、大番頭が暗躍し、養子として入って婿となるはずだった「乙之助」も秘事を囁かれ法要中にも関わらず泉州の有力者でもある実家に出奔する。主を失った店を支える為に心を入れ替え、跡目を一時預かる事にした吉兵衛だが、訴訟をおこされ、大坂・江戸を巻き込んでの大騒動。金銀貨幣価値の根深い事情も絡んでのみせしめとなるのか…大坂商人魂をみた。本当の悪玉とは…2021/03/01

佐島楓

75
史実にフィクションを混ぜ込む手法と、登場人物を魅力的に見せる筆力が相変わらずすごい。時代小説は得意というわけではなかったけれど、良質の作品に多く触れることでだいぶ苦手意識を払しょくできた。これからも朝井さんの作品は注目していこうと思う。2021/03/15

sin

64
ありふれた時代劇の悪徳商人ネタを逆手に取っての筋立ては、町人同士の跡目争いに侍の利害が絡んでの泥仕合! 粋な大坂商人と野暮な侍の建前勝負の結末や如何に?勧善懲悪は薄っぺらな夢物語で、深い人間関係の物語は言い分を持つ者と言い分を利用するもの、どちらも白州裁きの公明さの裁く都合で転ぶ解釈に、時代や、はたまた立場に依って変わる正義の難しさを感じさせた。2021/02/21

優希

61
面白かったです。大坂と江戸、正反対の志士の物語が交互に進むので、何が悪玉か、どう結びつくのか考えながら読みました。意外な展開に驚かされます。人は自分の判断で物事を見るので、悪人もそれぞれなのでしょうね。思いがけない印象を相手に与えることもありますし。2021/02/26

のびすけ

39
生家である辰巳屋の乗っ取りと役人らへの贈収賄の罪で捕えられた木津屋吉兵衛。辰巳屋を巡る吉兵衛と唐金屋の争い、お裁きの顛末が描かれる。史実に基づいて物語を緻密に構成し、その中で人物を生き生きと描く朝井まかてさんの筆力はさすが!と思う一方で、金遣いが荒く金の力で物事を収めようとする吉兵衛に最後まで共感できなかった。吉兵衛の真っ当な商人としての姿が描かれていないことも、感情移入できなかった要因かも。2021/03/11

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