出版社内容情報
35歳・独身の貞三は、奥ゆかしくやさしい「ニッポンの女」を追い求めて20回も見合いをしたが、いまだ結婚相手は見つからない。
そうこうするうち甥に先を越され、会社では女の子に見向きもされぬが、見果てぬ夢を追い続ける――。(「あかん男」)
夫が突然、隣りの奥さんと蒸発した。取り乱す隣の旦那を慰めるうちに、どうもこの旦那が、純情素朴で可愛らしい、ええ男のように思えてきた。(「へらへら」)
男と女の悲喜こもごもをあたたかなユーモアで包み込む7つの作品集。
田辺聖子2ヶ月連続復刊・第1弾。
解説・酒井順子
内容説明
35歳・独身の貞三は、奥ゆかしい理想の妻をさがし求めて20回も見合いを重ねたが、いまだ結婚相手は見つからない。甥には先を越され、会社では女の子に見向きもされないが、見果てぬ夢を追い続け―。(「あかん男」)夫が突然、隣の奥さんと家出した。互いに慰め合ううち、隣の旦那がなんだか可愛らしくていい男のように思えてきた…。(「へらへら」)男と女の悲喜劇をあたたかなユーモアで包み込む7つの作品集。
著者等紹介
田辺聖子[タナベセイコ]
1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。64年『感傷旅行』で芥川賞、87年『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年菊池寛賞、98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞、99年読売文学賞を受賞する。2000年文化功労者に。08年には文化勲章を受章。19年、91歳で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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