出版社内容情報
フィンランドで出会った年齢も性別もばらばらな4人。共通しているのは「くらげ」「異次元」というキーワード。異次元なんてあるわけない、けれど……!? 心がすうっと楽になる、世界が広がるサプリ小説。
内容説明
フィンランドの森に佇む素朴なホテルには、“異次元へのドア”があるという噂がある。ここで出会った日本人4人は、人生をやり直したいと切実に願っていた。殺人を犯して怯える男、居場所が見つからず悩む女、死んだ妻に会いたい男、子育を終え自分と向き合う女。ここではないどこかへ本当に行けるとしたら、どうする?揺れ動く4人が出した答えとは―。人生は、ままならないけれど、愛おしい。大きな肯定感に包まれる物語。
著者等紹介
尾崎英子[オザキエイコ]
1978年、大阪府生まれ。早稲田大学教育学部国語国文科卒業。2013年、第15回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『小さいおじさん』でデビュー(文庫化にあたり『私たちの願いは、いつも。』に改題)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。