内容説明
「青梅線レポート」を尋ね歩いていた男が刺殺された。十津川警部は、被害者の足どりを追って奥多摩へ向かったところ、数ヶ月前に、同じ言葉を口にしていた町役場の助役の娘も、行方不明になっていた。彼女の部屋から警察に持ち帰ったロボットが爆発し、さらに、天才AI技術者の突然の死、クローン猿の発見と、謎が謎を呼んでいく。奥多摩で進行する、巨大な陰謀とは…。十津川の前に、未だかつてない最新の敵が現れた!?
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。19年「十津川警部」シリーズで第4回吉川英治文庫賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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PEN-F
40
微妙です😑絶妙に微妙です😑青梅線沿線で謎の失踪事件が相次ぐ。そもそもミステリーでありながら真犯人は誰なのかを推理する選択肢が一択しかないのが切ない🥲真犯人の目的は不死身の身体と精神を手に入れること。そして不死身なった男がとった行動は青梅線沿線の支配。....微妙すぎる🥲たしかに青梅は良いとこだけど、今やグローバルな世の中、せっかく念願の不死身の身体を手に入れたのだから、もうちょっと世界に目を向けてもいいと思う🤔しかも青梅線沿線だと俺の住んでるとこも支配下に置かれてしまうのでやめてほしい🥺2023/02/02
きまたよ
8
東京の立川から奥多摩までの青梅線は、青梅駅を境に性格が激変する。過疎化を防ぎたい奥多摩。「青梅線レポート」の言葉を残して刺殺された人、行方不明になった人が出た。鉄道ミステリーを得意とする作者には珍しく、本書はSFの匂いがする。初出2017年当時の流行言葉、AI、ロボット、シンギュラリティがキーワード。SF作品としてみるとステレオタイプだし、強引だし。最先端のものづくりをなめてんじゃねぇよ!とチコちゃんに怒られそうだね。2020/10/22
もも
6
ちょうど青梅線に乗りながら読みました!のどかなイメージの青梅線沿線で、都市伝説みたいな事件が起きる話でした。2020/10/24
aaboo
2
SF的て楽しかった。2021/05/30
まろっぽ
1
★★★☆☆2024/09/29