出版社内容情報
青森県警が逮捕した容疑者に、十津川警部は疑問を持つ。本当に彼が殺したのだろうか……。公判の審理が難航しているとき、第三の殺人事件がねぶた祭りの夜に起こった! すべてを操る犯人に十津川が迫る!
内容説明
亀戸の町工場に、修理のために青森から届いた大太鼓の中に、若い女性の絞殺体が入っていた。十津川警部は、青森県警から犯人を捕まえたと連絡を受け、亀井刑事とともに現地に赴くが、沢田の送検に疑問を持つ。死体遺棄は認めているものの、殺人については否認していたのだ。公判が始まり、弁護士が「殺人犯は別にいる」と追及する。そんな中、ねぶた祭りの夜に、第3の殺人が起きる。殺人犯の不可解な動機の解明に十津川が挑む!!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。2004年、第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。19年「十津川警部」シリーズで第4回吉川英治文庫賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
クルミ
4
十津川警部シリーズ。亀戸の日本民芸工場という町工場に送られた大太鼓から女性の死体が出てきた。簡単そうな事件に思われたが、意外な方向に進んでいく。十津川さんの活躍よりも、頼りなさそうに見えた女性の弁護士さんが頑張る姿は応援したくなりました。2020/06/18
陽
1
故郷が題材の推理小説だった為、読んだが、内容が薄かった。2020/12/22
コスモス
1
今年はねぶた祭りが中止になったので期待して読み出しました。大太鼓に死体を隠して修理業者送るなんて、有り得ないな。罪を着せられそうになった若者と犯人の心理が理解できなく、期待した割には残念。2020/09/10