内容説明
第二次世界大戦の沖縄戦で家族とすべてを失い、魂を落としてしまった知花煉。戦後の闇市で一時の成功を収めたのも束の間、米軍のお尋ね者となった煉は、新天地を求めて南米ボリビアへと渡る。しかしそこも楽園ではなかった。移民にあてがわれたのは伝染病が蔓延する未開の地。呆然とする煉に、米諜報組織CICの魔手が迫る。一方、魂が分裂したもうひとりの煉は、若き革命家チェ・ゲバラに出会い恋に落ちてしまった…。
著者等紹介
池上永一[イケガミエイイチ]
1970年生まれ、沖縄県石垣市出身。94年、早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス わが島のはなし』で第6回日本ファンタジーノベル大賞を受賞する。98年には『風車祭』が直木賞候補になる。17年刊行の『ヒストリア』(本書)では第8回山田風太郎賞、J‐WAVE BOOK BAR大賞2018(大倉眞一郎氏セレクト)、第52回沖縄タイムス芸術選賞・文学部門大賞の三冠を達成。沖縄の伝承と現代が融合した豊かな物語世界を確立し、圧倒的なスケールのエンタメ作品を次々と発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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