- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 角川スニーカー文庫
内容説明
人類の敵・ピラーを退けた戦い『戦翼の再来』を経て結成された精鋭部隊「シグルドリーヴァ」。その隊長となったルサルカの前に、主神オーディンが姿を見せる。彼がルサルカに下した命は、人類の行く末を左右するという姉妹の保護。だが、姉のクラウディアと妹のシーリーン、二人の容姿は、始まりの戦乙女・エイミーと瓜二つで―!?動揺するルサルカに追い打ちをかけるように、最大の脅威が人類の前に出現する。「―シグルドリーヴァ。この意味を、お前は知っているか?」絶体絶命の危機に、少女たちは過酷な決断を迫られ―!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おつまみ
37
かなり面白い、ギャラルホルンの秘密も分かった。とはいえ、妹の存在がアニメでは中々描く機会がなかったようなので、続編とか期待したい。アニメももっとキャラ描写が欲しかったが、中々制作上難しいのだなと思った。2021/04/10
ツバサ
15
ルサルカが心身共に強くなっていく。しかし、戦場は情を見せたら負ける。そんなことはわかっているけど、わかりたくない。歯を食いしばりながらも前を向くルサルカの姿を死んでいった仲間達は見守っているんだろう。前日譚にしてはハードな世界観だが心に刻まれる痛みを忘れてはならない。続くみたいで楽しみです。2020/07/06
げんごろう
13
ただただ圧巻の一言です。 彼女達が命を賭して戦う意味、仲間への想いがこんなにも熱く、こんなにも切ないなんて……。 心を激しく揺さぶられました。 アニメの前日譚でこれほどのクオリティを見せつけられるとは……。 いつかこの物語も映像化して欲しいですね。2020/07/06
ヤギ郎
11
下巻。アニメの主人公であるクラウディアが登場。アニメでは、ピラーが現れた時にギャラルホルンが鳴。そのギャラルホルンがどのようにして人類の手に渡ったかが語られる。「小さな子には大きな機体」(アニメおじコメより。)ということから、アルマはランカスターを操縦する。アニメが2倍も3倍も面白くなる前日譚。最後のアレハンドロとルサルカのシーンで一気に評価が上がる。2020/11/19
のれん
11
中々優秀な締め方をしたと思う。『蒼穹のファフナー』をなんとなく思い出す。友を上官を戦友として失っていく。その思いを糧に涙を拭って戦いは繰り返される。この哀しきカタルシスを前日譚の間に描くのは良かった。 アニメでは戦いの決着をするために、キャラの覚悟を決めて欲しかったのだろう。コレ未読でも見れるようキャラの立ち位置に配慮している所も良い。 総じて優秀な前日譚ノベライズ。延期になったものの、アニメ視聴の切っ掛けにはもってこいだろう。2020/07/05