出版社内容情報
文豪としてのチャールズ・ディケンズの名を世界的なものにならしめた不朽の名作。クリスマスの物語として毎年一篇ずつ書かれたクリスマス・ブックの第一作で、発表後まもなく驚異的な大ベストセラーとなった。
クリスマスの前夜、老守銭奴スクルージのもとに、「過去」、「現在」、「未来」の三幽霊と、昔の相棒マーリーの幽霊が現れ、これまでスクルージが行ってきた冷血非道な行いの数々を見せる。それでも最初は気丈にふるまうスクルージだったが、やがて自分の人生の空虚さに気づき、改心して真人間の生活に立ちかえることを決意する。
内容説明
ロンドンで商売を営むスクルージは、強欲で冷酷で無慈悲な老人だった。クリスマス前夜、そんな彼のもとへ、かつての共同経営者マーリーの幽霊が現れて、「おまえに、わたしと同じ運命から逃れる機会をやる」と告げる。それから、「過去」「現在」「未来」の精霊が次描にやってきて、スクルージにさまざまな「光景」を見せつけていくのだった―。文豪ディケンズの名声を不動のものにした、クリスマス・ストーリーの傑作!
著者等紹介
ディケンズ,チャールズ[ディケンズ,チャールズ] [Dickens,Charles]
1812年~1870年。イギリスの小説家。速記者や新聞記者をしながら小説を書きはじめ、下層階級を主役とした社会派の作品を数多く発表して、イギリスの国民作家と評される
越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。学習塾自営、留学予備校講師などを経て、37歳で翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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