出版社内容情報
英国留学中の大学生・天野尊は老舗骨董店「ブルーブルズ」でアルバイトをしている。ある日、尊は若きオーナー・アリステアに浸水した地下の骨董を運び出すよう命じられる。だが謎の化け物に襲われて……!?
内容説明
英国の大学に留学中の天野尊は、ロンドンの老舗骨董店「ブルーブルズ」でアルバイトをしている。ある大雨の日、尊は社長のアリステアから呼び出され、浸水した店の地下から貯蔵品を運び出すよう命じられる。だが何かの封印が破られたような箱を見つけた後、牛の顔に虎のような身体を持つ化け物に襲われてしまう。この店は、何かおかしい―?天然系大学生と尊大だが超美貌の骨董商が織りなす、東洋美術×オカルトミステリ!
著者等紹介
篠原美季[シノハラミキ]
講談社ホワイトハート大賞優秀賞を受賞した『英国妖異譚』で2001年にデビュー。寄宿舎を舞台としたオカルト・ミステリが人気を集め、大ヒットシリーズとなる。香谷美季の名義では、児童書「あやかしの鏡」シリーズなどがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にゃうぴょん
10
面白かったです。可愛い尊くんと尊大な美形アリステアさんに過保護な家主ダリルさんのやりとりが楽しくさらっと読めました。最後が綺麗に収まりあっさり終わったのがやや物足りないけど、この組み合わせで続編が出て欲しいと思います。2020/06/02
ぱんだ
9
面白かったけど、ちょっと短め。 盛り上がってきた。・・と思ったらあっさり終わってしまって残念。続きがでるような、前作があるような。なんだか不思議な読了感でした。この作者さんの違う作品と、何か繋がりがあるのでしょうか🤔2021/07/29
イカまりこ
7
KU 箸休め的に楽しく読めた。これって続編出ないのかしら。英国貴族、美貌の経営者、東洋の天然大学生、そしてほのかに漂うBL臭w 素敵なキーワードがいっぱい。いやまだこの巻では何も動かないんだけど、表紙の二人の他に大学生と暮らす過保護な貴族が妄想をたくましくさせてくれる。事件の方も青い牛に乗る老人や梟の使者の伝説が絡んでドキドキする。解決の呪文にも納得できた。ミコトの姉と結婚したレナードとダリルの間に一体何があったのか気になって仕方ない。虹に興味なかったダリルが月にかかる虹をミコトに見せるの素敵だった。2022/08/23
もろびと こぞりて
5
あまり好みじゃないかも2020/09/08
みどり
4
ちょっと軽いミステリ。ホラーではないかも。多少おどろおどろしい雰囲気はあるけれど。 この作家さんの本も最近よく読むようになったものの一つ。 2020/04/26