角川ホラー文庫<br> こわい本〈1〉蛇

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角川ホラー文庫
こわい本〈1〉蛇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 313p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041089910
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0179

出版社内容情報

幸せに暮らしていた沼田家の姉妹を、突然の悲劇が襲った。姉が、手足が動かなくなる原因不明の病に倒れたのだ。献身的に看病する妹だったが、姉の奇怪な行動に不審を抱き、姉の正体は蛇で、自分を殺そうとしているのではと怯えはじめる――違和感がぬるりと忍び寄る「うろこの顔」ほか、映画化された「蛇娘と白髪魔」や「口が耳までさける時」の、蛇の恐怖譚3篇を収録。語り下ろし著者インタビューなど豪華巻末企画も必読!

内容説明

幸せに暮らしていた沼田家の姉妹を、突然の悲劇が襲った。姉が、手足が動かなくなる原因不明の病に倒れたのだ。献身的に看病する妹だが、姉の奇怪な行動に不審を抱き、姉の正体は蛇で、自分を殺そうとしているのではとおびえはじめる―違和感がぬるりと忍び寄る「うろこの顔」他、映画化された「蛇娘と白髪魔」や「口が耳までさける時」の、蛇の恐怖譚3篇を収録。語り下ろし著者インタビューなど、巻末豪華企画も必読!

著者等紹介

楳図かずお[ウメズカズオ]
1936年、和歌山県高野町に生まれ、奈良県五條市で育つ。小学校4年生で漫画を描き始め、高校3年生の時、『別世界』『森の兄妹』をトモブック社から単行本で出版し、デビュー。『へび少女』『猫目小僧』などのヒット作により、“ホラー漫画の神様”と呼ばれる。『漂流教室』ほかで小学館漫画賞受賞。その他、タレント、歌手、映画監督など多数の肩書きを持ち、様々なジャンルで活躍中。2018年、『わたしは真悟』で仏・アングレーム国際漫画祭「遺産賞」受賞。また同年度、文化庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kinkin

101
うろこの顔の初出は1968年週刊少女フレンドから。楳図かずおは子供の頃よく読んだなあ。町中にまだ空き地がいっぱあった頃、貸本屋で借りた本を回し読み。夕暮れになるとだんだん怖くなったことを覚えている。現代はそんな怖さというものがほとんどなくなったと思う。楳図」漫画といえば擬音の多さ。ギャー、ワァー、ズルっ、シャーまだまだ。一点気になるのはヘビのウロコってそんなに簡単にはがれたりしない。うちで飼っているのもだけどヘビってサラサラしているのです。楳図漫画でヘビの怖さがインプットされた人も多いのかな。2021/07/21

keroppi

81
前から欲しいと思っていた楳図かずおの「こわい本」シリーズが、角川ホラー文庫から新装版で発売と知って、早速入手。一巻目は「蛇」。いやー、蛇は怖いです。小さな頃から怖かった。なんせ、私、カエル🐸なもんで。カエル食べるシーンは正視できません。可愛い少女が蛇になっていくのも怖いです。収録作「蛇娘と白髪魔」は、大映での映画化作品。ガメラの湯浅憲明が監督。YouTubeに予告編がありました。本編見てみたいなぁ。 https://m.youtube.com/watch?v=BFU8pXYjSuw2021/06/23

鱒子

70
読友さんに教えていただいた本。かわいい絵柄でよくもまぁこんな恐怖を!さすが楳図かずお先生。以前から持っていた古い朝日ソノラマ版は買っていない巻があり、全巻揃っていないのです。今回の角川ホラー文庫(全10巻)は買い揃えるぞっっ!2021/06/25

67
蛇がテーマの恐怖漫画。同じく蛇が怖い身としては夢に出そうな話でした。自分の肌からウロコが出てきたらどうしよう。2022/11/06

HANA

64
蛇をテーマにした怪談三作を収録。ただ全ての作品に通底するのは少女と蛇との関連。全体の三分の二を占める大作「うろこの顔」を始め、初期の作品まで人間が異形なるものに変わっていく恐怖をこれでもかと味あわせてくれるなあ。しかも著者独特の少女漫画タッチな絵でそれが描かれるとね、もう大満足。特に顔が変化したシーンなんか特に。少女が手足を使わず蛇の如く胴で這いずってくる所とか、口でドアノブを開けるシーンとかおぞましくて実によろしい。著者の純粋なホラー漫画読むのは久しぶりだが、やはり独特の味わいが感じられ大満足でした。2021/06/30

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