出版社内容情報
佐藤 優[サトウ マサル]
著・文・その他
内容説明
哲学は「綜合的な努力」、生きていく上でのマネジメント能力である。独創的と思うもののほとんどは、過去に鋳型があり、議論され尽くしている。哲学史を学べば、思考の鋳型を見抜く力が身につく。すると、過去の哲学史から現代社会の出来事の多くは説明できるようになる。つまり、社会や人間を総体として捉え、対応することができるのだ。言説の連続ではなく、その背後にある人間を見る淡野安太郎の名著『哲学思想史』をテキストに用い、学生有志に行った4泊5日の自主ゼミ合宿の講義を編み直した、著者初の哲学入門書。
目次
1日目(哲学とは何か―「緒言」と序章を読む;古代哲学の世界―第一章第一節、第二節を読む)
2日目(現代につながる古代―第一章第三節、第四節を読む;思想における中世的世界―第二章第五~第七節を読む ほか)
3日目(経験論の世界―第三章第十節を読む;啓蒙主義の克服―第三章第十一節を読む ほか)
4日目(唯物論と現代哲学―第三章第十三節、補章、むすびを読む)
著者等紹介
佐藤優[サトウマサル]
作家・元外務省主任分析官。1960年、東京都生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省入省。在ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課主任分析官として、対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務傍害罪容疑で東京地検特捜部に逮捕され、以後東京拘置所に五百十二日間勾留される。09年、最高裁で上告棄却、有罪が確定し、外務省を失職。05年に発表した『国家の罠』(新潮社、のち新潮文庫)で第五十九回毎日出版文化賞特別賞を受賞。翌06年には『自壊する帝国』(新潮社、のち新潮文庫)で第五回新潮ドキュメント賞、07年第三十八回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。19年『十五の夏』(幻冬舎、のち幻冬舎文庫)で第八回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。20年には第六十八回菊池寛賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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