出版社内容情報
「彼の内なるものに直接ふれるには、彼自身の言葉と向き合うのがもっとも確実な道である」――若松英輔
「勇気が必要なのは闘うためであり、勝つためではありません。勇気が必要なのは、意見をまくしたてて攻撃的になることなく、別の道を見つけるためです」
「仕事をするとくたびれますし、仕事を探すこともまたくたびれます。いまは職探しさえも、大きな労力が求められます! しかし、人生でいちばんの重荷は、私たちをもっとも弱らせるのは、愛がないことです」
バチカン史上初のイエズス会出身、初のラテン・アメリカ出身の教皇として世界的に話題となった教皇フランシスコ。2013年、ベネディクト16世の異例の生前退位を受けて行われたコンクラーベで、有力候補者たちを押しのけて教皇に選出された著者は、「教会は野戦病院であれ」と呼びかけ、バチカン改革に着手した。教義一辺倒でない革新的な教皇として、発言と動向がつねに注目されている彼が、現代社会的な問題や、人生で出遭う苦難の乗り越え方、人としてどう生きるべきかなどについて語る。幸福な人生を生きる智慧と癒しにあふれた講話集。
[もくじ]
はじめに―― 幸福へ続く道
第1部 意義ある人生を求めて
第2部 あなたと他者――人間関係の幸福
第3部 受け取る報いが百倍に―― そして苦しみも
第4部 祈る人は穏やかに生きる
解説 「あたらしい」教会と、悲しみの彼方に生まれる喜び 若松英輔
目次
第1部 意義ある人生を求めて(将来の夢と計画;人生の秘訣;自由で解放された人々)
第2部 あなたと他者―人間関係の幸福(内にある光をまわりに広げましょう;家族、人生の恵み;豊かな人生―主の呼びかけに喜びで応じるとき;女性であることの恵みと労苦)
第3部 受け取る報いが百倍に―そして苦しみも(涙と孤独の向こうに;あやまちからゆるしへ;百倍、そして永遠)
第4部 祈る人は穏やかに生きる(祈りは私たちを満たす;充実した人生のための教皇フランシスコの祈り)
著者等紹介
教皇フランシスコ[キョウコウフランシスコ] [Pope Francis]
第266代教皇。本名ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ(Jorge Mario Bergoglio)。1936年、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。イエズス会出身。アルゼンチンで同会管区長、神学院長などを務めたのち、1998年、ブエノスアイレス大司教、2001年、枢機卿に任命される。2013年、ベネディクト16世の異例の生前退位を受けて行われたコンクラーベで教皇に選出され、初めてのイエズス会出身、初めてのラテン・アメリカ出身教皇として世界的に大きな注目を集める
安齋奈津子[アンザイナツコ]
翻訳家。立命館大学国際関係学部国際関係学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケニオミ
チサエ
石ころ
Masayuki Echigoya
黒とかげ
-
- 和書
- 企業買収の実務プロセス