出版社内容情報
副操縦士として国際線デビューを迎えた間宮治郎。彼がフライトを共にすることになったのは冷静沈着にして優秀、超絶美人な女性機長・氷室翼だった。飛行機は東京からパリへ離陸するがトラブルが多発して!?
内容説明
若きパイロット間宮治郎は、国際線デビューに胸を膨らませていた。だが初フライトを共にすることになったのは、厳しくて毒舌、変わり者で有名な美貌の女性機長、氷室翼だった。成田・パリ間の旅程ではトラブルが続発。往路では婚約指輪の消失事件が起こり、ステイ先では怪しげな連中に迫られ、ついには殺人事件にまで遭遇してしまう。氷室は持ち前の頭脳と観察力で事件の真相に迫るが！？ポップなトラベル＆お仕事ミステリ！
著者等紹介
秋吉理香子［アキヨシリカコ］
早稲田大学第一文学部卒。米国のロヨラ・メリーマウント大学大学院にて、映画・ＴＶ製作修士号取得。２００８年「雪の花」で第３回Ｙａｈｏｏ！ＪＡＰＡＮ文学賞を受賞。０９年に受賞作を含む短編集『雪の花』でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
134
こんな秋吉さん、見たことない！(笑)とにかくライトでコミカルなミステリ展開が楽しめる4篇は、どれもラストはハートフルで微笑ましい。タイトルのまま優秀ながら「たわけ！」と蔑まれる若きパイロットの国際線デビューに纏わる物語。初フライト1回目にして、盗難に警察沙汰に殺人にと事件が次々と起こり過ぎ(笑)超クールで美貌なアイス・クイーンの偏奇ぶりが実に魅力的♬怪しさ満載の事柄から、予測のまま分かりやすく解決するのが心地よい。何より秋吉さんの両親・姉がパイロットである事実に最も驚かされながら、その舞台設定になるほど！2021/09/18
アッシュ姉
85
著者名がふせられていたら、秋吉さんだと分からないほど見事に振り切ったコミカル路線。これはこれで面白かった。漫画的だけどキャラクターの好感度は抜群だし、ご家族がパイロットなだけあってお仕事小説としても読みどころがあり、ライトミステリとしても楽しめる。想像以上にパイロットの仕事は大変なものだけど、夢のある職業だわと姉さん感動。作品のイメージを壊したくないので、映像化はせずにシリーズ化を期待したい。2020/04/02
ちーたん
79
★★★★☆秋吉さんのイヤミス色を封印したお仕事小説！新米パイロット・間宮治郎は副操縦士として初の国際線フライトデビューを迎える。行き先はフランス。緊張する彼と共に旅立つパイロットは第一機長・氷室。第二機長・幸村。【アイス・クイーン】の異名を持つ氷室は女性でしかも超絶美人なのだが性格に難有り？口癖は「たわけ！」笑。何度も叱られる治郎は空の上でもフランスでもトラブルに巻き込まれる！キャラ設定もわかりやすく映像化向き。箸休めに丁度いい面白さでした！秋吉さんのご両親とお姉様がパイロットという事に一番驚いた！2019/12/06
papako
73
たまたま手に取って。イヤミスのイメージのある作者の軽めのお話。氷の女王の異名を持つ美人のベテランパイロット氷室翼。新人パイロット間宮治郎のパリまでの国際線デビューフライトで起こる事件を氷室キャプテンがスマートに解決する。全ては安全飛行のため。氷室キャプテンの口調とかいまいち飲み込めなかったけど、コンツェルン令嬢の多岐川やチャラ男だけど優秀な幸村などのキャラがよくて楽しめました。だんだんデレそうな氷室キャプテン。続くのかしら？2022/02/15
ミーママ
48
図書館の本📚 国際線のデビューのパイロットの話だった‼️ いつものイメージとは違った作品で軽く読めて良かった 2022-15 2022/03/03
