ひとり旅日和

秋川 滝美【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2019/10発売）

• サイズ 46判／ページ数 266p／高さ 19cm
• 商品コード 9784041085530
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

人見知りで要領の悪い日和は、なんとか就職した就職先でも叱られてばかり。自分は仕事に向いていないのではないかと悩んでいると、社長から気晴らしに旅に出ることを勧められる。最初はひとり旅など無理だと尻込みしていたが、旅好きの同僚に後押しされ、旅に出ることに。最初は日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、出来立てのゆで卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動！　さらにそこには、思わぬ出会いが待っていた。ひとり旅の楽しさに気付いた日和は、さらに、佐原、仙台、金沢、博多へと遠くへ足を延ばしていくようになる。少しずつ日和の成長していく姿は、仕事にも影響し始めて、周りの目も少しずつ変わっていく――

内容説明

人見知りで要領の悪い日和は、仕事場でも怒られてばかり。社長から気晴らしに旅へ出ることを勧められる。最初はひとり旅など無理だと尻込みしていたが、旅好きの同僚に後押しされ、日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、出来立ての茹で卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動！さらにそこには、思わぬ出会いが待っていた。ひとり旅の楽しさに気付いた日和は、佐原、仙台、金沢、福岡と遠くへ足を延ばしていくようになる。少しずつ成長していく日和の姿は、仕事にも影響し始めて、周りの目も少しずつ変わっていく―。

著者等紹介

秋川滝美［アキカワタキミ］
２０１２年４月よりオンラインにて作品公開開始。２０１２年１０月、『いい加減な夜食』（アルファポリス）にて出版デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Makoto Yamamoto]

初読みの作家秋川滝美さん。書名を「ひとりたび・びより」と理解して読み始めたら、日和さんの旅とグルメの物語だった。 会社に入って2年。　対人関係で臆病な日和は日々の仕事で上司からハラスメントを受けていて、気分転換に近隣への日帰り旅行、一泊旅行から始め、旅を楽しめるように。 その結果、対人関係にも変化が。。飛行機に乗って旅行ができるまでに。 仕事上にもいい影響が出始め、お相手ができるかも？ で完結。 続きがあるのだろう。 楽しみ。

2021/04/07

[seacalf]

主人公日和がおぼこい。読み進めているうちに娘の成長を見届けている父の気分になる(子供いないけど)。ひとり旅ビギナー向け。旅慣れている人にはまだるっこしく感じるかもしれないが、最近はがらりと変わったという熱海や、近い割には行ったことがない佐原など、けっこう興味津々。ひとり旅も時々するけれど、最近は相方任せが多いので、またふらりと出かけたくなる。出来過ぎ感は否めないが、美味しい食べ物巡りとパワースポットに滅法弱い自分には丁度良い塩梅でさくさくと楽しく読めた。あら、作者は『ぼったくり』の人ですか、なるほどね。

2020/08/14

[やっちゃん]

小説だが話の筋より観光に焦点を当てていてブログに近い。若いのに好みがシブくていい。ひとり旅の良さを再確認できる。私のお勧めガイドブックは「ツーリングマップル」です。是非ともテント持ってバイクでひとり旅してほしい。時間気にせず自由度が格段に上がるよ。

2023/06/23

[雅]

興味はあるけどやったことが無い一人旅。『こうやれば良いんだ』と思わせてくれた。グルメやパワースポット巡りの他にも一人旅の魅力がありそう。ぜひシリーズ化していろんなパターンを見てみたいな

2020/11/23

[tetsubun1000mg]

タイトルが面白そうで「居酒屋ぼったくり」シリーズを読んでいたこともあり同じ作家と気が付き選ぶ。　日常的な出会いをさりげなく描くのがうまい作家さんだと思います。　今作品も「人見知り女王」と自称する主人公に一人旅をさせて人間的な成長につなげようとしている感じかな。　日帰り旅行から、近隣の一泊旅行と次第に経験を積ませていく過程と、主人公の気持ちの動きが細かく綴られて楽しめる。　進行もゆったりとして、くつろいだ感じで読めるところがいいので次も読んでみよう。 また、単行本版ではなくＫindle版に登録していた。　

2020/12/18