角川文庫<br> 文庫版 オジいサン

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角川文庫
文庫版 オジいサン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041084441
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

益子徳一(72)は独り暮らし。誰かに「オジいサン」と優しく呼ばれたことを思い出したり、ゴミの分別で悩んだり、調子に乗って妙な料理を作ったり。あるがままに生きる徳一の、ささやかであたたかな一週間

内容説明

72歳の益子徳一は定年退職後、公団アパートで一人暮らし。誰かに優しく「オジいサン」と呼びかけられたことを思い出したり、大した用もないのに訪ねてくる田中電気の2代目と言い合いしたり、調子に乗って変な料理を作ったり―。1日1日をきちんと大事に、そしてあるがままに生きる徳一は、何気ない日常の中で、ささやかだけれど大切なことに気づいてゆく。ほっこり笑えてちょっぴり胸が温まる、連作短編集。

著者等紹介

京極夏彦[キョウゴクナツヒコ]
小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、妖怪小説『姑獲鳥の夏』で小説家デビュー。『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞、『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年遠野文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

じいじ

93
相変わらずオモシロいです。「一日はあっという間に終わるなぁ!」主人公の徳一爺さんと同じ心境で、三度目を読み終えた。爺さんと同じ72歳の時に単行本を読んで、9年が過ぎました。文庫化されて再読。そして先日、この表紙が一新されたのを店頭で手にしたら、又また読みたくなった。表紙のベンチに座る爺さんに、老境に入った自分自身が重なり、一層の親しみを感じてしまった。「オレには、死ぬまであと何日あるんだ…」と語る爺さんの言葉に、残された人生の一日一日を〈一所懸命に生きる〉ことを教わりました。もう一言、続編が読みたい!2021/10/23

chantal(シャンタール)

92
益子徳一、72歳、独身の一人暮らし。ある日公園で小さな子に「オジいサン」と声を掛けられてからの一週間の物語。物語と言っても何も起こらない。ただ徳一さんが毎日何をして何を考えてるか、日記のように書かれているだけ。なのに面白い。徳一さんの境遇は私のものと似てる。そう遠くない未来に私も「オバあサン」と呼ばれる日が来るのだろう。その時、心安らかにそれを受け入れる事が出来るだろうか?歳をとる事が悲しい事だなんて思うような、そんな社会じゃほんとはいけないのにね。いくつになっても、人生謳歌出来ますように!2020/04/29

紫綺

65
単行本にて既読。へ理屈こねこね、メンドくさい「オジいサン」益子 徳一 72歳6箇月 独身独居。だが人間的に嫌いではない。真面目に淡々と生きる徳一の「オジいサン」日記である。たま~にクスッと笑えるほのぼの系。2021/12/20

ちゃとら

59
久しぶりの京極夏彦さんだが全く違う作風だった。72歳、一人暮らしの益子徳一が主人公。清貧に毎日きちんと暮らしている徳一さんが、ある日公園で「オジいサン」と耳にする。頭の中でその発音にこだわりまくる。スーパーでひょんな事から、普段は食べないウインナーを買ってしまい、料理に四苦八苦してみたり、近所のパワフルなお婆さんに振り回されたり。日常の中の徳一さんの頭の中を細かく描いている。京極さんが上手すぎるので、混乱具合がリアルに伝わり、こちらまで混乱してきそうな作品だった。2021/09/25

GAKU

51
定年退職後72歳になる、公団アパートで独身一人暮らしの、益子徳一の日常を淡々と描いた小説。特に事件に巻き込まれたり、日常と違った出来事が起こったりという事もありません。京極さんと言えば京極堂シリーズしか読んだ事がなかったのですが、このような作品も書くのですね。若い人が読んでも面白くないでしょうが、もうすぐ老人の域に入る年代の人達にはお薦めかも。2021/05/01

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