出版社内容情報
自分では何もしないけど傍観者に徹して最終的には事件の帰趨を支配してしまうという新キャラクター・便利屋。便利屋という職業ではなく、「便利屋と呼んでください」という。まるで死神のようであり、人格のないロボットのようでもあり、得体が知れない。登場する政治家や葬儀屋、捜査一課の刑事たちはみな悪党だらけで、その悪党をいとも華麗に騙していく便利屋。暴力で相手を屈服させるのではなく、知力で騙す。
背徳の町で繰り広げられる悪事の数々。政治家、葬儀屋、医師、捜査一課の刑事を華麗に知力で騙す。
槻津市の議員の息子が誘拐され、身代金要求が犯人から来た。金を工面しようと事務所の金庫へ向かった秘書が暴漢に襲われ、現金を奪われる。ところが、その金はなんと、偽札だったと警察に知らされる。八方ふさがりになり、便利屋に依頼をするが……。4つの事件と便利屋の連作短編本格ミステリー。最終話、読者は驚愕する!
内容説明
背徳の町で繰り広げられる悪事の数々。悪知恵を働かす悪徳人にするりと近づく新キャラクター・便利屋。政治家、葬儀屋、医師、捜査一課の刑事を華麗に知力で騙す。大どんでん返しの本格ミステリー!
著者等紹介
深木章子[ミキアキコ]
1947年東京都生まれ。東京大学法学部卒。元弁護士。60歳を機に執筆活動を開始、2010年に『鬼畜の家』で島田荘司選第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞。『衣更月家の一族』『螺旋の底』が第13回・第14回本格ミステリ大賞にノミネート、『ミネルヴァの報復』が第69回日本推理作家協会賞にノミネートされる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いつでも母さん
machi☺︎︎゛
🐾Yoko Omoto🐾
utinopoti27
モルク