角川文庫<br> エミリの小さな包丁

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角川文庫
エミリの小さな包丁

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041080542
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

◆【期間限定カバー付き!】
ウェブストアでご注文(店舗受取りを含む)のお客様には特典として、「絵本作家・まいのおやつさん描き下ろし限定カバー」をお付けします。
特典は無くなり次第終了となりますのでお早めに!



恋人に振られ、職業もお金も居場所もすべてを失ったエミリに救いの手をさしのべてくれたのは、10年以上連絡を取っていなかった母方の祖父だった。人間の限りない温かさと心の再生を描いた、癒しの物語。


内容説明

恋人に騙され、仕事もお金も居場所さえも失った25歳のエミリ。15年ぶりに再会した祖父の家に逃げ込んだものの、寂れた田舎の海辺の暮らしに馴染めない。そんな傷だらけのエミリの心を救ったのは祖父の手料理と町の人々の優しさだった。カサゴの味噌汁、サバの炊かず飯。家族と食卓を囲むというふつうの幸せに触れるうちに、エミリにも小さな変化が起こり始め…胃袋からじんわり癒やされる、心の再生を描いた感動作!

著者等紹介

森沢明夫[モリサワアキオ]
1969年、千葉県生まれ。小説、エッセイ、ノンフィクション、絵本と幅広い分野で活躍。『ラストサムライ 片目のチャンピオン武田幸三』で第17回ミズノスポーツライター賞優秀賞を受賞。青森を舞台にした三部作『津軽百年食堂』『青森ドロップキッカーズ』『ライアの祈り』で人気を博す。吉永小百合主演の『虹の岬の喫茶店』や『夏美のホタル』など映像化されたベストセラー多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しんごろ

309
何もかも失ったエミリ。逃げるように祖父のところに。朴訥な祖父の大三さんとの生活。大三さん、やはり孫がかわいいらしく、不器用ながらエミリを見守る。大三さんだけではない。町の人々の優しさが、エミリの傷を癒してくれる。そして、人の優しさだけではない。どんな気持ちでも、美味しい料理が心を救ってくれる。大三さんの料理が食べたい。房総の町で人と触れあいたい。「世界は変えられなくても、気分は変えられる」なんて、いい言葉なんだ。やはり、森沢明夫の小説は最高である。本を読み終えたとき、凜、凜、と風鈴の声が聞こえてきたよ。2024/02/29

おしゃべりメガネ

151
数あるほっこり名作揃いの中でも、かなりほっこり度が高いと思われる本作です。ココロにキズを負ってやむなく祖父が一人で暮らす田舎の港町へやってきた「エミリ」。15年ぶりに再会した祖父はかなり寡黙な人で、なかなか距離感のつかみにくい人です。しかし、二人で少しずつ会話しながらも並んで作る料理の時間は、お互いの距離をぐっと縮めてくれるように。そんなシンプルな暮らしの中で地元の人々との交流も、彼女の支えとなり、少しずつ彼女は癒されていきます。とにかく物語の最初から最後まで、料理の描写が秀逸で、お腹が好いてしまいます。2021/09/12

kanegon69@凍結中

135
あったかい話だった。森沢さんの小説はどうしてこんなに慈愛に溢れているんだろう。千葉の房総半島に行きたくてウズウズしてしまう。最初のプロローグが何やら物騒な感じでどうなるかと思いきや、読み終わってみると全く違う景色に。まさに森沢マジック!美しい海辺の風景、凛となる風鈴の音、会話少な目でも2人並んで料理する光景が目に浮かぶようで素敵でした。そして数々のうまそうな漁師飯!あぁ食べたいと何度思った事か。最後は胸がキュンとなる切なさと、押し寄せる暖かい気持ちに包まれて、素敵な読後感でした。2019/08/29

相田うえお

124
★★★★★20052【エミリの小さな包丁 (森沢 明夫さん)】もう、第1章で星5確定の素敵な話でした!『令和2年度 相田うえお賞ノミネート作』です。(そんな賞はいらないって?) いつもながら森沢さん作品は心に響くものがありました。両親の離婚で独りで暮らしていた主人公の彼女は、ある事が原因で心に傷を負い、仕事を辞めて都会から母方の祖父が暮らす港町に。祖父や心温かい周囲の人達と過ごす時間のなかで少しずつ立ち直っていきます。と、話は流れていきます。作品内で出てくる料理がとても美味しそうで腹が減ってきますよ。2020/05/04

となりのトウシロウ

115
傷心のエミリは、職場に居場所がなくなり、長年疎遠だった祖父大三の元を訪ねる。無口な大三と老犬の散歩、海釣り、その魚を一緒に料理していくことによって、二人は打ち解けていく。エミリは夏の海辺で、大三の手料理と龍浦の人の温かさにより輝きを取り戻していくというお話。人生訓のような名言もたくさん。「過去の失敗に学ばない人間は阿呆だけど、過去の失敗に呪縛されたまま生きている人間はもっと阿呆」「周りを変える必要なんてない。自分の『うら』を変えれば、それがそのまま自分の人生を変えるってことになる」心=うら=美が心に残る。2023/12/02

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