角川文庫<br> 天命の巫女は紫雲に輝く―彩蓮景国記

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角川文庫
天命の巫女は紫雲に輝く―彩蓮景国記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041079515
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

おてんば巫女の大本命中華ファンタジー!

内容説明

新米巫女の貞彩蓮は、景国の祭祀を司る貞家の一人娘なのに霊力は未熟で、宮廷の華やかな儀式には参加させてもらえず、言いつけられるのは街で起きた霊的な事件の調査ばかり。その日も護衛の皇甫珪と宦官殺人事件を調べていると、美貌の第三公子・騎遼と出会う。なぜか騎遼に気に入られた彩蓮は、宮廷の後継者争いに巻き込まれていき…!?第4回角川文庫キャラクター小説大賞“優秀賞”受賞の大本命中華ファンタジー!

著者等紹介

朝田小夏[アサダコナツ]
1980年静岡県生まれ。Hartnell College卒、The Art Institute of Seattle卒。『天命の巫女は紫雲に輝く―彩蓮景国記』で第4回角川文庫キャラクター小説大賞“優秀賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

96
中華ファンタジー数あれど、なんとなくこれを選んでみた。巫女×王宮×ラブと帯にあるので、そこから予想した内容とはちょっと違った中身。王宮は出てくるものの、お話のメインの舞台じゃないし。ヒロインの貞彩蓮が街で起きた霊的な事件を巫女として追うお話。霊力は未熟なので頼りないが、そこは武官の皇甫珪がフォロー。軽く活劇的な面白さがある。ラブの方はいかにもなイケメンが出てくるけど、別のキャラと進行。キャラ文芸らしく、ラノベ感覚で軽く読めた。各章ごとに一旦、話が終わるので連作長編といった感じ。そのへんの仕様も読みやすい。2020/07/22

あっか

63
何か楽しさを予感させるタイトル、大好物の中華風ファンタジー、角川文庫キャラクター小説大賞優秀賞受賞作との金ピカの帯に惹かれて!ファンタジーあり、ラブあり、展開などはライトノベルっぽさがありつつも、しっかりした世界観と文体にフランクさ、カジュアルさがなく良い読み心地でした。うん、好き!そっちかー、というのは少し意外で、もっとあっち側にがんばって欲しかった感はある。笑 大事な場面が1行で終わって、もっと5行くらいかけてくれたら余韻を楽しめるのにーと思う箇所がいくつかありつつも、好きです!続編が出たら読みたい。2019/06/05

よっち

35
景国の祭祀を司る貞家の一人娘なのに、宮廷の華やかな儀式には参加させてもらえない貞彩蓮が、護衛の皇甫珪と宦官殺人事件を調べるうちに第三公子・騎遼と出会い、宮廷内の争いに巻き込まれてゆく中華風ファンタジー。野心家の騎遼と出会い興味を持たれ、蠱毒や息壌を用いた巫覡を阻止するために関わってゆく彩蓮と皇甫珪。護衛として凸凹コンビを組む三十路男・皇甫珪に加えて、騎遼もまた彩蓮に興味津々で、彩蓮自身がどうありたいのかを問われる展開でしたが、座して待つのではなく自ら立ち向かう彩蓮の決断はなかなか悪くなかったと思いました。2019/06/02

坂城 弥生

31
彩蓮、そんなに未熟な感じが無かった。充分強そうに見えたけどなぁ。2023/02/07

らび

31
第2巻を先に読んでしまいましたが問題なく読了です。騎遼が思いのほか危ない人物だと分かったのと皇甫珪の武骨ながら強い想いが可愛かったですね。まだ未熟な巫女ですが彩漣の爛漫さもいいキャラです。2020/05/10

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