角川文庫<br> 私のサイクロプス

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私のサイクロプス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041077634
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



山白 朝子[ヤマシロ アサコ]
著・文・その他

内容説明

書物問屋で働く輪は、旅本作家・和泉蝋庵と彼の荷物持ち・耳彦と未踏の温泉地を求める旅に出ては、蝋庵のひどい迷い癖のせいで行く先々で怪異に遭遇していた。ある日山道で2人とはぐれてしまった輪は、足をすべらせて意識をうしなう。眠りからさめると、背丈が輪の3倍以上あるおおきな男が顔をのぞきこんでいた。心優しき異形の巨人と少女の交流を描いた表題作を含む9篇を収録した、かなしくておぞましい傑作怪異譚。

著者等紹介

山白朝子[ヤマシロアサコ]
2005年、怪談専門誌『幽』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

79
ロードムービー風異譚集。旅本作家の蠟庵、鞄持ちの耳彦、出版元の娘の輪が怪物や異形のものとの出会いがあったりしてのクスっとする珍道中が魅力。sinさんイベント【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉参加。2020/08/21

アッシュ姉

79
迷い癖のある蝋庵先生と荷物持ちの耳彦の旅に、しっかり者のおつきの少女・輪が加わって、『エムブリヲ奇譚』より楽しさ倍増、切なさはやや薄め。三人が遭遇する奇々怪々な異世界に迷い込み、惹きこまれてじっくりと堪能。期待以上の面白さで大満足。耳彦の災厄を呼び寄せる力がパワーアップしており、あまりの不運に気の毒になるが、何度危ない目に遭っても懲りないダメ男ぶりと九死に九生する不死身ぶりに、愛しさと笑いが込み上げてくるから不思議。表題作の輪の物語が一番好みだったが、耳彦の不幸話が楽しくて全部もっていかれた。続編熱望。2019/03/22

hit4papa

77
旅本作者 和泉蝋庵シリーズ 第ニ弾。旅をすると必ず道に迷って、挙句、怪異な現象に遭遇する蝋庵と荷物持ちの耳彦、そして前世の記憶を持ちながら輪廻転生を繰り返す輪の道中が描かれた9作品が収録されています。前作よりスリリングな展開の作品が多く、怪談噺の怖いとはちと違いますが、ゾクゾクさせてはくれますね。凶悪な罪人に囚われ脱出不能の耳彦「鼻削ぎ寺」、正体不明の者どもが囁き続ける必死の山越え「死の山」、井戸の水汲みの動力となる亡き夫の心臓「水汲み木箱の行方」、出口のない村に迷い込んできた獰猛な熊「星と熊の悲劇」他。2023/12/25

papako

76
耳彦再び!いやー、ひやっとさせてもらいました。相変わらず道に迷う和泉蝋庵一行。相変わらずの耳彦に、ツッコミ激しい輪の3人のやり取りが楽しい。しかし!そのユーモラスな表面の下はしっかり恐ろしい、こわい話でした。表題作と『四角い頭蓋骨~』『呵々の夜』が気にいりました。こわいとクスッとが同居してる不思議なお話たち、堪能しました。最後に蝋庵の秘密が出てきましたが、続きはどうなるの?また読めるのかしら?2019/09/12

眠る山猫屋

66
輪が旅に加わっている・・・。そうか、輪廻転生を繰り返した彼女なら、旅に加わっていてもおかしくないか。輪が加わった分、耳彦への突っ込みが蠟庵や読者の手を離れる。四角い頭蓋骨や死の山など、今回の旅も世界観を揺さぶられる物語が多く、霧深い山道を覚束ない足取りで歩くような読書体験。続きは読めないのかなぁ。いや、きっと何処かで再会出来ると信じよう。2019/03/13

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