出版社内容情報
累計650万部超、伝説の中華風ファンタジー第6弾が角川文庫に登場!新年の朝賀という大役を引き受けた女性州牧の紅秀麗は、もう一人の州牧・杜影月に茶州を任せ、王都・貴陽へと向かう。久しぶりに彩雲国国王・紫劉輝と再会した秀麗は、しっかり王としての仕事に励む劉輝に、かつてとは違う印象を受ける。一方、秀麗の知らないところで、秀麗自身の縁談が進行中で――。恋も仕事も波瀾万丈、超人気の極彩色ファンタジー第6弾。
雪乃 紗衣[ユキノ サイ]
著・文・その他
内容説明
州牧として茶州に赴任した紅秀麗は、早速、州の発展のための策を練り始める。そんななか、新年の朝賀という大役を引き受けることになった秀麗。王都・貴陽に向かった彼女は久しぶりに彩雲国国王・紫劉輝と再会するが、王としての仕事にしっかりと励む彼の姿に、かつてとは違った印象を受ける。一方、秀麗の知らないところで彼女自身の縁談が進んでいて―。恋も仕事も波瀾万丈!超人気の極彩色中華風ファンタジー第6弾。
著者等紹介
雪乃紗衣[ユキノサイ]
茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mayu
65
彩雲国⑥。茶州州牧となった秀麗は、新たな案を携えて新年の挨拶に向かう。年も若く、女性初の官吏として難しい立場。それでも、将来の茶州のために人や技術を育てたいという案は素晴らしいし、実現のために見せる情熱や行動力も尊敬。王となった劉輝は、王として信頼する人はいても、王ではない本人を見てくれるのは秀麗だけ。その孤独は深い。王が自分のそばにいてほしいと願えば、官吏として大成したい秀麗の夢を潰えることになる。寂しくても、秀麗のために手を離す。想いはまだ告げず、遠くで見守るしかない劉輝がせつない。#ニコカド20202020/11/10
あっか
61
新装版で再読!茶州から貴陽へ、新年の挨拶に帰還した秀麗と悠舜。時間軸的にはそんなに進んでいないけど、各々の政治的な思惑が明確になり、秀麗と劉輝の心情があらわされ、これから何かが起こるぞという伏線もいっぱいの必要不可欠な巻だなと思います。新装版の最新刊、読み切ってしまった…もっと早い刊行ペースで出てほしい!2019/03/16
えみちゃん
27
お気に入りの「彩雲国物語」第6弾です♪さて、ドタバタ劇の末、州牧として茶州に赴任した秀麗ちゃんと影月くん。茶州発展のため策を練り始めるふたりが出したアイディアとは・・。その策を実現するための第1歩として新年朝賀の使者として王都貴陽に向かう秀麗ちゃんでしたが・・。州牧としての自覚のせいかすっかりオトナびた女性へと変貌を遂げ眩しいばかりです。そんな秀麗ちゃんを誇らしく思うのはなにも悠舜さんだけじゃありません。(笑)にわかに「紅家直系長姫」として注目され始めた彼女には縁談が舞い込み始め本人以外のところで選別2019/02/11
tomtom
16
一巻ではすごく優秀な人としか思っていなかった静蘭がかすむくらい周りが優秀ですごい。劉輝として心を許せる人が秀麗ぐらいしかいないのは王だからしょうがないとしても可哀想になる。そんなことを知ってしまうと妻には秀麗になってもらいたくなるし。でも、秀麗のことを考えて待っている劉輝を見るとそれでもいいのかもと思えてきた。2022/06/28
おぬち
16
読了済み2021/03/01