出版社内容情報
33年前、娘は誰に殺されたのか――?
内容説明
32年前、劇団の合宿中に水死した愛理。愛理の母・理津子は、娘の婚約者・相良に疑いの目を向けたものの、確たる証拠はなかった。月日は流れ、理津子は愛理の三十三回忌に、相良を含めた劇団仲間を呼ぶと言い出した。理津子の義理の姪・みどりは、会の準備が進むにつれて不信を覚え始める。13年前に相良家で起きた誘拐事件、柳の木の下に埋まった秘密。理津子は三十三回忌で何を企んでいるのか―。一気読み必至のミステリ。
著者等紹介
松下麻理緒[マツシタマリオ]
東京女子大学心理学科同期卒の2人による共同執筆。それぞれ東京都生まれと福岡県生まれ。2007年『誤算』により第27回横溝正史ミステリ大賞・テレビ東京賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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坂城 弥生
41
みどりの夫が、私の中で生理的に受け付けないタイプで結構気持ち悪かったけど、罰を受けるべき人は罰を受けたのかもしれない。美樹とみどりが幸せになってくれたらいいな、と思う。2020/11/11
ミスターテリ―(飛雲)
38
亡くなった娘の33回忌のため、彼女が所属していた劇団仲間を集めることに。母親は和菓子屋の社長になっているメンバーの男に殺されたと疑いを持ち、その真相解明のためなのか。途中、誘拐事件もあり謎は深まるばかりで、途中までは一気読みだったが、最後にくると、えっ、これで終わりという印象。警察に捕まって裁かれるのではなく、すべての真実が明らかになることもない。そしてなぜ真相の解明がユーチューブでなのか。ネットの炎上で社長の座から転落することが題名につながるのか。復讐劇なのか、ミステリーなのか最後まで理解できなかった。2023/03/21
coco夏ko10角
16
途中までは「一同集まった場で何が起こるの?」とか「32年前と13年前の出来事の真相は?」とけっこうワクワクしながら読んでたけど、なんか最後物足りない。こう、もう一段階何かあると思ってたらそのまま終わってしまった感じ。色々あったわりにラストが爽やかすぎるような気も。2021/07/28
ゆっこの部屋
11
図書館の目につく場所に置いてあったので借りてみました。33年前に水難事故でなくなった愛里の真相と誘拐事件。終わりかたは割とすっきりでした。2019/05/16
プレジデント
11
友人に借りて読んだ本です。その友達も「帯」の文字に引かれて買ったそうですが、ちょっと期待外れでした。けっきょく、どうだったのでしょう?なんか中途半端というか…。こういうこともあります。2019/05/07
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