内容説明
遠州望月家の筆頭家老畑中政兵衛門守と松尾主水の境界争いは老中本柳越後守の裁定を待つばかり。三者三様の思惑が交錯する中、紛争の裏に隠された真実を突き止めるべく暗躍する市松。残された時間は十日。最後の裁定までに遠州に駆けつけ真実の証拠を掴んで戻ることができるのか。権力者の私利私欲の為、口を封じられ罪を被せられて闇に葬られた死者たちの無念を晴らすべく、市松は覚悟の旅に出る。涙涙のシリーズ最終巻!
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京都生まれ。「原島弁護士の処置」でオール讀物推理小説新人賞、『絆』で日本推理作家協会賞、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。社会派推理小説や時代小説で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
83
隠密同心「闇の密約(三)」シリーズ最終巻。奉行の粋な計らいと、幽霊として生きている松原源四朗の隠密同心復帰で佐原市松さん、過酷な隠密同心以外の道をおつたさんと歩むことが出来て良かったですね。2019/06/30
Makoto Yamamoto
10
隠密同心・闇の密約シリーズ第三巻で、最終。 望月家の殿様は素晴らしい人ではあるが、取り巻きを十分把握できなかった様子。 市松らの活躍で真実が認められ、解決に。 文吉、おさとも無事。 ただ、今回市松は表に出すぎたようで、おつたと二人の生活が始まることに。。。 2023/12/10
goodchoice
4
ついに大団円となった。続き物にしては、発刊が連続的でないので、前の筋を思い出すのにやや苦労した。終わり時としては、ちょうどいいのかもしれない。2019/06/11
犀門
2
No.159★★★★☆市松の働きで紛争の裏事情が明らかになるが、その為に隠密同心の存在が知れ渡ってしまったのは仕方ないでしょ。もうたっぷり仕事をしたのだから、市松さんは残りの人生をゆっくり過ごして欲しいわ。2019/11/13
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