角川ホラー文庫<br> モニター越しの飼育

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角川ホラー文庫
モニター越しの飼育

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041071045
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

自分だけの秘め事が、モニター越しに見知らぬ男に覗かれていた……!美しい女性教師・加納凛は両親に厳しく育てられた影響で普段は控えめな生活を送っているが、たまにエロティックな下着をつけ自撮りをするという密かな気晴らしを楽しんでいた。しかし突然、凛のパソコンに、見知らぬ人物から、密かに撮りためていた自分の淫らな写真が送られてくる。さらに淫らな自撮り画像を送るよう命じる【鈴木】と名乗る男にいやいやながら従いつつも、次第に凛は心を許してゆく。そんなある日、凛は学校で携帯を紛失してしまい、同僚の石黒という男に携帯の中の写真を見られてしまう。脅されて何回か関係を持った凛だったが、ついに関係を拒否すると、逆上した石黒は、凛の写真を全世界へ発信してしまう。すべてを失った凛から鈴木へ送った『会いたい』というメッセージ。凛が彼のもとを訪れると、そこに待っていた人物は意外な姿で……。切ない男女の思いが交錯する、エロティックホラーサスペンス!

大石 圭[オオイシ ケイ]
著・文・その他

内容説明

母親から厳しく躾けられた加納凛は、今日も黒髪を後ろで一つに束ね、教壇に立つ。しかし凛には誰にも言えない密やかな愉しみがあった。派手な化粧とエロティックな下着に身を包み、自身を撮影する。シャッター音が響くたび、凛の興奮は高まっていく…。だがある夜、“鈴木”と名乗る男から、凛の淫らな写真が届く。“今すぐにでも、先生の写真をバラまくことができるんですよ”―新しい写真を送るよう強要された凛は…?!

著者等紹介

大石圭[オオイシケイ]
1961年、東京生まれ。法政大学文学部卒。93年、『履き忘れたもう片方の靴』で第30回文藝賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ココ(coco)

35
☆☆☆大石圭さん、2作目です。先日読んだ『アンダーユアベッド』が面白かったので、たまたま本屋さんにあった本作を読んでみました。ホラーではなく、リベンジポルノを扱った作品でした。自分を脅している人に好意を抱くとか、ありえないと思った。2019/06/29

りょう(アイコン変更5)

20
初読み作家。名前は聞いたことある作家さん。。。母親から厳しく躾けられた加納凛は見た目も真面目で清楚な高校教師。しかし凛には誰にも言えないエロティックな密やかな愉しみがあった。その愉しみを「鈴木」と言う男に知られ窮地に追い込まれるが。。。これ角川ホラーよね?私は一体何を読まされてるんだ?これ、エロ小説やないかいっ、、、笑。性の描写が胸くそ悪く嫌悪感で流し読み。ムカムカイライラモヤモヤ〜でした。2018/08/31

mana

18
凛の逆襲を期待したが、「あれ?」という感じで終わってしまった。リベンジポルノや、凶暴で欲望に忠実すぎる獣男の怖さは、読んでいて苦しくなるほど伝わってきた。千春を凛が抱きしめるシーンや、千春の苦悩と決断、凛も同様の被害に遭うところまではまだよかったものの、いろんな要素を盛り込みすぎて、こんがらがって、途中でプツリと切れた感じ。正直、あまりおすすめできないです。2021/02/25

MINA

15
相変わらず著者の本は、エロ色は強いんだけど単なる官能小説ではなく大体がホラーの出版社から出ている。それは言い回しや表現がとても綺麗で、じわじわくる恐怖の中で映える官能がクセになるからなのかも。まぁそれ故か滅多に図書館には置いてくれないから買う訳です。ラストは良かったと思うし主人公のメンタルの強さもカッコいい。けど…このエロは萌えない。萌えっていうとそもそも違うかもしれないけど。ただただ屈辱的だし気持ち悪く思えてしまった。2018/09/11

zuccalove

7
BOOK☆WALKERの無料。 久しぶりの大石圭さん。 グロさはなかった。性描写など嫌味がなくさらっと読めた。最後はもう少し良い展開が欲しかった。2018/12/01

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