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出版社内容情報
春日部 タケル[カスカベ タケル]
著・文・その他
Mika Pikazo[ミカ ピカゾ]
イラスト
内容説明
ミリオンセラーを目指すラノベ編集者の清純は、新人賞選考で物議を醸した超問題作を担当することに。しかし打ち合わせにやって来た作者は、まさかの女子小学生!さらにひよこがそのJSに弟子入りすると言い出して―。「プライド?なんで?自分より凄い人にものを教えてもらうのに、肩書きとか年齢は関係ないよ?」かくしてJS・美門のスパルタラノベ講座が開幕…のはずが、なぜか3人で遊園地デート!?美門のドSすぎる指導&ひよこの天然すぎる回答に振り回される清純だったが、実は美門には応募作品を出版できない秘密があって…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐治駿河
37
神童現る。まさにこの一言に尽きる一冊でした。3巻の感想で黒川のことを「一級フラグ建築士」と書きましたがまさか4巻の冒頭で「無自覚天然フラグ建築士」と作者が表現するなんて思いませんでした。偶然ってあるんですね。ひよこも自分の気持ち気が付きヒロインレースも混戦模様のはずでしたが、女性同士のバトルはほとんどなく消化不良。でも5巻完結なのでどうやってこの物語を締めくくるのか?楽しみであり不安でもあります。特に恋愛事情(ヒロインレース)の落としどころをどうするのか見ものですね。2024/12/16
真白優樹
17
選考で物議を醸した超問題作の作者である少女、美門の担当となる中、出版を巡り騒動が起きる今巻。―――目を背けるな、誰かの熱意と自らの才能に。分不相応な才能により危うい側面を持つ美門。そんな彼女に清純が接し、その手に抱えた荷物を降ろす手伝いをする今巻。足りなかったもの、それは覚悟と本気という根底を為すべきもの。欠けた穴に新たな欠片を導き、新たな作者を呼び込んだ清純。そんな彼の燻る熱意に触れる者が現れ、破壊への招待という波乱の予感が待ち受ける。置いてきた過去が背を叩く時、清純の決断とは。 次巻も楽しみである。2018/08/07
METHIE
9
うーむ、「くたばれ」の作家の話はそういう終わり方か、アルジャーノンに花束をみたいだな。 もしかしたら、次回で主人公が作家として復活するのでそれで終了かなぁ。2018/08/15
彼方
9
新人賞選考で物議を醸した超問題作「くたばれ」の作者はなんと年相応には思えない女子小学生で…な第4巻。激痛電気ネタやネット燃料投下など、ギャグが特に笑えないのは作風的に気になりましたけどクサイ台詞で事態を解決する清純は安定の流れ。世界が灰色にしか見えない美門が笑えるようになったり大御所おっさんの担当になったりとすっきり楽しく、しかし終盤尺が足りない気がしてもっと心情丁寧にやってほしかったのと天花、ソレイユの出番がほぼないのは残念だったかな…。そろそろ棗ソウスケの正体バレが来るのだろうか、次巻も期待してます。2018/08/02
零崎夢織
8
今巻はサンダル文庫新人賞の大賞にまつわるお話。飛び抜けた文ではあるものの内容に問題があり…。 そこまで入り込める小説を読んでみたいなぁ。2018/09/09