内容説明
中山大障害4連覇。もはや国内に敵はいない!日本馬としてグランドナショナルに唯一参戦。ヨーロッパで2勝を挙げた伝説のジャンパー、フジノオーの運命。
目次
1 中山大障害
2 ベルノートとブリッカバック
3 障害馬フジノオー
4 4連覇の代償
5 グランドナショナル
6 日本と世界との距離
7 フジノオー、海を越える
8 グランドナショナル1966
著者等紹介
辻谷秋人[ツジヤアキヒト]
1961年、群馬県生まれ。コンピュータ系出版社を経て、(株)中央競馬ピーアール・センターに入社。月刊誌『優駿』の編集に携わる。その後、フリーとなり、科学、スポーツ、ビジネスなどの分野で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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katashin86
1
偉大なるオジュウチョウサン引退の日に、偉大なるフジノオーの生い立ちと挑戦をたどる。なおご存命のオーナーへのインタビュー、往時の新聞記事の引用のどちらも興味深く、はるか昭和時代の障害競馬に思いをはせることができた。この名馬のことを伝えようという著者の熱意が伝わる。2022/12/24
towerofthesun
0
60年前の東京オリンピックの頃、日本から英国へ渡り世界最高峰の障害レースであるグランドナショナルに挑戦したフジノオー。オーナーの藤井一雄氏がご健在で、いまだ凱旋門賞を狙っているというのもすごい。2023/05/04
やまうち
0
⭐︎112022/07/30
野田有
0
グランドナショナルにも挑戦した不世出のジャンパー、フジノオーの伝。寺山エッセイでは貴公子タカライジンを負かす敵役に描かれていたが、若きオーナーの馬産にかけた執念や英国への輸送に文字通り付き添った調教師の姿を知ると愛着が沸く。不滅の記録は残っても、それ以外は書かれなければ残らないので労作に感謝。2022/01/02