出版社内容情報
美味しいご飯と泣ける話に癒やされる!コスパ最高お料理青春小説第10弾!兵庫県芦屋市。夜から朝まで営業の定食屋「ばんめし屋」で働く元俳優の海里は、後輩の役者、李英に頼まれて芝居の読み合わせに付き合うことに。ところが練習場所に「名も無き役者の幽霊」が現れて……!?
椹野 道流[フシノ ミチル]
著・文・その他
内容説明
兵庫県芦屋市。夜だけ営業の定食屋「ばんめし屋」の一同は、夏バテ払拭のため、初めての極上ビフテキに舌つづみ。そんな中、店員で元俳優の海里は、小説家の淡海から不意に問いかけられる。「もう一度、役者の道に戻りたくはないかい?」複雑な想いで否定した海里だが、後輩の役者、李英に頼まれて、芝居の読み合わせに付き合うことに。しかし練習場所に、名も無き役者の幽霊が現れて…。コスパ最高!癒し系お料理青春小説第10弾!
著者等紹介
椹野道流[フシノミチル]
兵庫県出身。1996年「人買奇談」で講談社の第3回ホワイトハート大賞エンタテインメント小説部門の佳作を受賞しデビュー。一方で、法医学教室の監察医としての経験も生かし、「鬼籍通覧」シリーズ(講談社文庫)など監察医もののミステリも発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しんごろ
287
シリーズ第10弾!個人的には、ここ2、3作は、正直、ダレた感じでネタ切れかなと思ってたんですが、今作は久しぶりに良かった。とくに海里を思う夏神と一憲の想いが、なんとも言えなく、師弟愛、兄弟愛の深さを凄く見せつけられましたね。愛情いっぱいそそがれてる海里に、しっかりやれよ!とエールを送り、見守りたいですね。そして、ロイドがあいかわらずのいい味をだしてますね。久しぶりに次作が待ち遠しくなった今作でした。2018/06/29
とし
120
最後の晩ごはん「かけだし俳優とピザトースト」10巻。海里がだんだんと成長しておりますね夏神さんちょっと寂しいかな。2019/02/08
タイ子
108
シリーズ第10弾にもなりましたか。今作は元俳優の海里が芸能界に復帰か?!なんて話がこれまた美味しそうな料理とともに綴られるというもの。海里の復帰を妨げてるのは自分じゃないかと夏神は海里の兄ちゃんに相談に。この時の兄ちゃんの言葉「足枷じゃなくてそれは錨、いつでも帰ってこられる揺るがない錨がある、それが夏神さんなんですよ」って。カッコいいなぁ、兄ちゃん。今回の海里は思いがけなく演劇の舞台に立つことに。そして、そこには夢の途中で事故死した青年の幽霊が…。ホロリとさせて爽やか!今日も「ばんめし屋」は開店してます。2018/06/28
りゅう☆
97
いつかまた役者の道へ?だが自信がないし、今はこの「ばんめし屋」が自分の居場所である。ここにいたい、自分を救ってくれた夏神に恩返しがしたい。その言葉を聞いた夏神は自分が海里を引き留めてると悩み一憲に相談。一番大事なのは自分で選択すること。足枷ではなく錨になること。一憲いい事言うね。李英の舞台稽古相手となり、思わず一度限りの舞台に出演することになった海里。気分が高揚し、このまま芸能界復帰の気持ちが膨らむのか?と思った矢先、ある人物に遭遇し怒り再燃。許すことはできないけど、応援できるようになった海里って本当に→2019/09/02
あっか
88
シリーズ第10弾。海里がいつか向き合わねばならなかった「今後、役者に戻るのか?戻らないか?」問題(?)に正面から向き合わされる正念場の巻!問題の大張本人も初めて登場します!夏神が会いに行った時のお兄ちゃんの言葉、色々痺れました〜。主人公にフォーカスしがちだけど、周りのみんなも着実に成長しているんだなということを実感。錨…ジーンとします。今巻もステーキからカイリナーラからポテトケイクからセミフレッドから、思わず食べたい!と思ってしまう美味しそうな食べ物がたくさん。そして表紙のロイド、可愛すぎないですかー!笑2019/02/13