内容説明
いっそ、こんな家でも作ろうか。「木の上の家」のルーツを探り、世界に点在する癒しの小屋と奇想天外な「隠れ家」を訪ね歩く。ツリーハウスに込められた大人の遊びを、どうぞ。
目次
ツリーハウスのルーツを求めて
ツリーハウス探訪(樹上の家のルーツ;リゾート・ホテル;隠れ家づくり;未来篇)
ツリーハウスの作り方
著者等紹介
ヘンダーソン,ポーラ[ヘンダーソン,ポーラ][Henderson,Paula]
建築史家。専門は中世イギリスの建築史で、とくに英国チューダー王朝、スチュアート王朝期の建築様式に造詣が深い。「Country Life」、「The World of Interiors and Gardens Illustrated」などの人気雑誌に執筆するかたわら、イギリス、アメリカを中心に講演活動もおこなっている
モーネメント,アダム[モーネメント,アダム][Mornement,Adam]
現代建築とデザイン、都市再生の分野で活躍しているライター。「The Times」、「Guardian」、「Cond´e Nast Traveller」誌などのほか数多くの雑誌に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
魚京童!
13
登るだけというのは、木登りの半分しか楽しんでいない。残り半分の楽しみは、景色を眺めながらゆっくり休むこと2014/04/04
ジョニーウォーカー
13
紅茶王・リプトン卿が愛した“樹上のカフェテラス”から、啄木鳥の音で目覚める“ウッドペッカー・ホテル”、世界中の建築家がデザインした“椰子の木ホテル”まで。ツリーハウスとそれにかかわる人々の姿を、過去・現在・未来にわたり幅広くレポートした写文集。前作『ツリーハウスをつくる』の続編としての意味合いも濃く、なかには「これがツリーハウス?」というレベルにまで変化を遂げたニュータイプも多く見られる。ちなみに表紙の写真は、木の枝から吊るす一人用テント“ツリー・ハンモック”だとか。怖すぎでしょ…。2009/11/25
書の旅人
11
あおぞら図書館に並べます。「何か面白いことないかなァ…」私の頭の中は、いつでも、どこでも、そればかりです。ハンモック型のテントや、表紙の様に吊り下げるテントがあるわけで…。ポレポレの丘に泊まっての宴なんて、どうだろう…。夢は膨らみます。2017/08/12
miwmiw
10
ツリーハウスの歴史といくつかのツリーハウスの紹介なので、作り方なら違う本の方がいいだろうけど、いろんなのがあるんだなあと思いました。表紙のツリーハンモックに魅かれて読んだけど、今も樹上で生活する民族がいることに一番ビックリした。紅茶王リプトンのツリーハウスのカフェテラスが素敵でした。2012/09/02
安国寺@灯れ松明の火
9
残念ながら日本の物件は出てきませんが、世界のツリーハウスの過去・現在・未来について。ある建築家によれば、鋼材で家を建てたときは大変苦労したそうです。木をベースにする場合は素材や地形による誤差を吸収するポイントが多段階的にあるのに対して、鋼材の場合はそうはいかなかったとのこと。図面は図面、現物は現物ということで、ましてや生きている木の上に建てるとなれば、さらに現物の比率が高まるものと想像します。ツリーハウスの何ともいえない大らかさは、そのあたりからも来ているのでしょうか。2014/10/30