角川文庫<br> 螢川 (改版)

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角川文庫
螢川 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 192p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041066478
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

富山を舞台に、父の死や友の事故を経て成長する少年の思春期を鮮やかに描く春から夏へと移ろいゆく富山の自然を背景に、父親の死や友の事故、淡い初恋を通じて成長していく14歳・竜夫の思春期を鮮やかに描いた芥川賞受賞作。蛍の大群が織りなす妖光の中に竜夫が見たものとは。

宮本 輝[ミヤモト テル]
著・文・その他

内容説明

父が脳溢血で倒れた。母は働きに出なければならず、14歳の竜夫は父の旧友に金を借りに行く。そんな竜夫の唯一の楽しみは、冬の長い年にだけ見られるという螢の大群を、ほのかに思いを寄せる英子と見に行くこと。ある日、父の容体が急変したという報せを受け、竜夫は病院へ駆けつけるが―。季節が移ろいゆく富山を舞台に、少年が螢の大群の中に見たものとは。芥川賞を受賞した表題作のほか、太宰治賞受賞作「泥の河」を収録。

著者等紹介

宮本輝[ミヤモトテル]
1947年兵庫県神戸市生まれ。追手門学院大学文学部卒。77年「泥の河」で太宰治賞、78年「螢川」で芥川賞、87年『優駿』で吉川英治文学賞、2004年『約束の冬』で芸術選奨文部科学大臣賞文学部門、10年『骸骨ビルの庭』で司馬遼太郎賞を受賞。同年紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たぬ

41
☆4.5 芥川賞受賞作を読もうシリーズ。この哀愁はなんだろう。時代設定は自分が生まれる前だし富山にも併録の「泥の河」の舞台である大阪にも旅行すらしたことがないのに琴線に触れる。主人公の少年の繊細な心の動きに共感を覚える。ずいぶん前に『道頓堀川』だけは読んでいたけど心に響くいいお話を書く作家さんだね。2022/08/28

ω

34
何たる美しさ。以前に読んだ錦繍よりずっと好きでしたω。芥川賞をとられた表題「螢川」はクライマックスの仰々しさが好みでなかったですが、その場所とシチュエーションに到達するまで、哀しみの積み重ね。その後に明るい未来はイメージできない終わり。 太宰治賞でデビューされた「泥の河」はもっと好み。汚れた川で舟住まいの母子たち、別れ。今にも壊れそうな悲しさがずっとつきまとう。 平易な文体で染みてくる、情景がありありと浮かぶ。ずっとあの川を覗き見したくなりました(´・ωゞ)2018/11/14

TE-28(哲人28号)

22
泥の河と螢川。観察力や洞察力を刺激し鍛えて頂き、五感に響いた一冊でした。信雄の父と母の温かさと優しさが身に沁みたし、銀子の米にハッとさせられたし、富山の方言も良かったし、英子のベルトをつかんで引き留めたりの仕草にときめかされたし、最後はどちらもグロテスクなシーンでしたが、言い換えれば崇高美に対立する美しさなのでしょう。2019/09/20

大阪のきんちゃん2

19
第78回芥川賞受賞作「螢川」と第13回太宰治賞受賞作「泥の河」を収録。 小中学生男子を主人公に、薄暗い水底をヒタヒタと這うような、かと言って冷たい熱のような温度のある文章で時代と風土を感じる小説でした。思春期の何とも言えない懐かしい心情・・・心に残る名作だと思います。 富山の風景は想像するしかありませんが、大阪安治川端建蔵橋界隈は今とは違えど土地の匂いが解ります。 読んだのは角川文庫の平成30年改版初版。読メ見ると新潮文庫版他複数あってどこに登録するかチト迷いましたwww2021/02/26

miyatatsu

11
生きていく上で大切なことをたくさん教えてくれる本でした。悩んだ時やどう生きていくべきか困った時、再度読み返したいです。2019/11/16

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