物理学叢書<br> 現代の物性物理学

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物理学叢書
現代の物性物理学

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  • サイズ A5判/ページ数 596p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784842703732
  • NDC分類 428
  • Cコード C3342

内容説明

物性物理学は、物理学の主要な一大分野であり、現代の科学技術の基盤をなしている。20世紀初頭以後現代に至るまで、実験技術の進歩と理論的手法の開発により、間断なく知見が付け加えられ続けている。本書は、四つの部で構成され、物性物理学の膨大な分野の現代までの成果が詳しく解説されている。第1部では、固体中の電子の性質と格子振動に関する基礎的事項が、素励起という統一した視点からまとめられている。第2部では、電子の外場に対する応答および密度汎関数理論が分かり易く説明されている。第3部では、光学的性質と輸送現象に焦点を当て、励起子、ポーラロン、ランダウ準位、量子ホール効果とボルツマン方程式に基づく輸送現象の取り扱いが詳しく説明される。最後の第4部では、固体の示す興味深い性質である超伝導、磁性およびグラフェンなどの低次元系とナノ構造体が詳細に議論される。本書は、現在までに確立された物性物理学の理論的手法と実験研究の成果の集大成であり、理論的定式と実験成果の要点およびその背後にある物理が、無類の分かり易さで丁寧に説明されており、この分野の研究者を目指す学生・大学院生必読の教科書、また物性物理研究者の机上に必備の参考書である。

目次

第1部 基本的概念:電子とフォノン(固体の特徴;結晶中の電子 ほか)
第2部 電子相互作用、ダイナミックス、応答(結晶中の電子のダイナミックス;電子の多体相互作用:相互作用する均質電子気体とその発展 ほか)
第3部 光学的性質と輸送現象(電子遷移と固体の光学的性質;電子‐フォノン相互作用 ほか)
第4部 多体効果、超伝導、磁性、低次元系(多体系理論の応用;超伝導 ほか)

著者等紹介

小田垣孝[オダガキタカシ]
1968年京都大学理学部卒。1973年京都大学大学院理学研究科博士課程単位取得。1975年京都大学理学博士。1979年ニューヨーク市立大学物理学科研究員。1982年ブランダイス大学物理学科助教授。1989年京都工芸繊維大学工芸学部教授。1993年九州大学理学部教授。2000年九州大学大学院理学研究院教授。2009年九州大学名誉教授。2009年東京電機大学理工学部教授。2016年科学教育総合研究所(株)代表取締役。専攻:物性理論、統計力学、不規則系の物理学、社会物理学

吉留崇[ヨシドメタカシ]
2002年九州大学理学部卒。2007年九州大学大学院理学府博士後期課程修了、博士(理学)。2007年京都大学エネルギー理工学研究所博士研究員。2009年京都大学エネルギー理工学研究所特定助教。2012年横浜市立大学大学院生命医科学研究科特任助教。2014年東北大学大学院工学研究科助教。専攻:生物物理学、液体論

大久保毅[オオクボツヨシ]
2003年九州大学理学部卒。2008年九州大学大学院理学府博士後期課程修了、博士(理学)。2008年大阪大学大学院理学研究科特任研究員。2012年東京大学物性研究所特任研究員。2017年東京大学大学院理学系研究科特任講師。2021年東京大学大学院理学系研究科特任准教授。専攻:統計物理学、計算物理学、磁性(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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