角川ホラー文庫<br> 闇の聖天使―ヴェネツィア・ヴァンパイア・サーガ

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角川ホラー文庫
闇の聖天使―ヴェネツィア・ヴァンパイア・サーガ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041066140
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ヴェネツィアを舞台に幕開ける、華麗なるヴァンパイア・サーガ東京を襲った大震災。命からがら異国の地にたどり着いた少年を救ったのは、浅黒い肌をした美青年と、プラチナの髪に紫の瞳をした美少年だった。彼らはこの町の影の支配者であり、ある秘密を持っていた??。

篠田 真由美[シノダ マユミ]
著・文・その他

内容説明

1999年、世界は数々の怪奇現象に見舞われていた。東京直下大地震を生き延びた少年ヒカルは、ヴェネツィアに流れ着く。瀕死の彼を救ったのは、アラブ系らしい彫り深い顔立ちの執事と、菫色の眸を持つ美少年だった。だが、生まれつき不思議な力を持つヒカルは、謎めいた主のある秘密に気づいてしまう。折しも、過去の魔手がヒカルに迫ろうとしていた―。頽廃した水の都を舞台に、光と闇の熾烈な闘いを描く、壮大で美麗な物語。

著者等紹介

篠田真由美[シノダマユミ]
1953年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。92年『琥珀の城の殺人』でミステリ作家としてデビュー。以降、ミステリ、伝奇小説、ファンタジー小説など幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カナン

32
「イヴルズ・ゲート」に続く、同じ作者の同じ時間軸の物語。世界観の都合の良さに壁に叩き付けたくなった前作、そして今作。耽美であればある程度許せるタイプなのに、読みながらひたすらストレスが溜まる。ヴェネツィアの地には美少年が似合うぐらいしか同意できる点が無い。どうやらこの作者とはとことん相性が悪いようで、取り敢えず日本を派手に滅ぼしとけばいい、みたいなスタイルにうんざり。ゴシックの世界に反原発主義を混ぜ込むのも今更感が強くて白けてしまう。作者の願望や政治思想が前に出過ぎると気持ち悪い、の典型。2019/09/10

Hugo Grove

18
ヴェネチアの風景を思い出しながら読んだ。美しい主人公がヴェネチアによく似合う。心優しいヴァンピロとサイ能力を持った少年の今後も見たいが続きはないのだろうか。2018/05/22

マサキ@灯れ松明の火

12
篠田先生の建築物の描写は、相変わらず美しいですね。「イヴルズ・ゲート」と同じ世界の地続きのようですし。同時進行的にシリーズ化でしょうか?表紙は、すごい美人さんだわぁ…と思いきや、男の子でした(汗)2018/09/05

小梅さん。

11
ホラーは苦手だけど、篠田真由美さんのホラーは大好き。 ヴェネツィアが舞台ではあるけれど、こことは違うパラレルワールド。 美しきヴァンピロ、ファリエル。 もう、表紙からして麗しの主従コンビがたまらない。 本文で彼らの関係を知ってさらに好きになる。 ヒカルも過酷な人生を過ごしてきたのに素直でけなげで愛おしい。彼の力を、もっともっち見てみたい。 「サーガ」と言うからには、シリーズものだと信じて続きを待とう。2018/04/04

ちゃちゃ

6
ここから始まるという感じかな?これからの皆さんの活躍に期待です。個人的には、イズライール君を応援したいな。2021/08/18

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