NO‐NO BOY―日系人強制収容と闘った父の記録

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NO‐NO BOY―日系人強制収容と闘った父の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041062197
  • NDC分類 334.453
  • Cコード C0095

出版社内容情報

父の遺品整理中みつかった古い日記。そこには、私の知らない父がいた??。父の遺品整理中に出てきた古い革の鞄。そこに遺された日記に書かれていたのは、第二次世界大戦中、日系人強制収容所に収容されていた父の姿だった??。

 戦時下、「米国への忠誠を示す登録」を拒み、問題人物扱いを受けた人々、「ノーノーボーイ」。彼らは逮捕され、ツールレイク陸軍拘置所に集められた。
 亡くなった父親がノーノーボーイだったと知った著者は、「自らの経験や思想を語らない」ノーノーボーイについて、日記を手がかりに調査をはじめる。ノーノーボーイとは、どんな存在だったのか、父はいったいどんな人生を送ってきたのか。
 日系人強制収容の研究者や日系4世、当時、実際に収容されていた日系2世などとの出会いを通じて、日本とアメリカを行き来しながら歴史に葬り去られかけていた真実に迫っていく。知られざる「ノーノーボーイ」に迫った衝撃のノンフィクション。

【もくじ】
プロローグ
第1章 砂漠に響く「天皇陛下万歳」の声
第2章 忠誠登録を拒否した父
第3章 私は「日本人」になる
第4章 栄光の442部隊
第5章 陸軍抑留所をたらいまわしにされた父
第6章 終戦とノーノーボーイたちの混乱
第7章 442部隊の勇者が帰ってきた
第8章 日本に帰ったノーノーボーイたち
第9章 市民権回復・謝罪・補償を求めて
第10章 強制収容の歴史を残す
第11章 証言を残す
第12章 日系人だけがなぜ「強制収容」されたのか
エピローグ

プロローグ
第1章 私の父はノーノーボーイだった
第2章 日系アメリカ人とはどういう人たちか
第3章 太平洋戦争と日系アメリカ人の強制収容
第4章 隔離収容所 ツールレイク収容所
第5章 忠誠登録への反対運動
第6章 日系人の分裂と対立
第7章 ハートマウンテンの67人
第8章 ジム西村・ケンケ・ンタロウ・タカツイの証言
第9章 市民権回復運動と謝罪と補償
エピローグ

川手 晴雄[カワテ ハルオ]
著・文・その他

内容説明

遺品整理していてみつけた古い革の鞄。中から出てきた資料には、私の知らない父がいた―。強制収容所で何があったのか―。収容者の息子が遺された日記をもとに明らかにする衝撃のノンフィクション。戦時下、米国で起きた日系人への人種差別の実態。

目次

砂漠に響く「天皇陛下万歳」の声
忠誠登録を拒否した父
私は「日本人」になる
栄光の442部隊
陸軍抑留所をたらいまわしにされた父
終戦とノーノーボーイたちの混乱
442部隊の勇者が帰ってきた
日本に帰ったノーノーボーイたち
市民権回復・謝罪・補償を求めて
強制収容の歴史を残す
証言を残す
日系人だけがなぜ「強制収容」されたのか

著者等紹介

川手晴雄[カワテハルオ]
1947年広島県呉市生まれ。立教大学経済学部を卒業後、72年より明星学園小・中・高等学校に教員として40年間勤める。同校定年退職後、2017年まで東京女子大学非常勤講師として活躍。歴史教育者協議会武蔵野支部事務局員として活動。1970年より武蔵野、三鷹市の市民運動団体「アンポをつぶせ!ちょうちんデモの会」の中心メンバーとして、毎月1回の定例デモ、上映会、講演会活動を続けている。著書に、『私の父はノーノーボーイだった』(青山ライフ出版、日本自費出版文化賞個人誌部門賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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