角川文庫<br> 幻夏

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角川文庫
幻夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041059357
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。23年後、刑事となった相馬は、少女失踪事件の現場で同じ印を発見する。相馬の胸に消えた親友の言葉が蘇る。「俺の父親、ヒトゴロシなんだ」あの夏、本当は何が起こっていたのか。今、何が起ころうとしているのか。人が犯した罪は、正しく裁かれ、正しく償われるのか?司法の信を問う傑作ミステリ。日本推理作家協会賞候補作。

著者等紹介

太田愛[オオタアイ]
香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者クリミナル』(上・下)で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

636
「犯罪者」の続編。前作の事件から数年後を舞台に、23年前の未解決事件、殺人の冤罪事件、不信な事故死を絡めた偏向する権力を暴く物語。巧みな仕掛けは詳細におよび、それらが明らかとされる絶妙なタイミングで、非常に見事なサスペンス。太田さんの才能に感服である。主題は、社会正義の危うさ。それを確信的に描く。社会を形づける規則。規則は多数が共感し共有することが原則だが、その効力範囲を確保するため同時に罰も設定する。そのため権力化した規則は、扱う人間で社会は大きく変化するだけなく、操作される。この危うさや不条理を表現。2019/11/17

ミカママ

491
テーマは「冤罪」そして「少年たちの夏の日」。さすが人気ドラマの脚本家さん、その設定や読ませるスピードは文句なし、なのだが。多岐に渡る登場人物に読みにくさを覚え、ミステリー解きの部分でもクロスしすぎの人物相関図、無理を感じさせる犯行場面など。わたし自身、知り合いに判事も元検事もいて、彼らの落ち着いた眼差しや物腰を思い出してしまって、こういう作品に入り込む邪魔をするのだ。いろいろ書いてしまったが、人気なのはよくわかる作品。三部作らしいが、これ単独でもじゅうぶんに楽しめる。2018/06/02

MF

483
『天上の葦』の文庫化を待ちつつ再読。文庫化された2作のうち第1作『犯罪者』との最大の違いは今作のカバーデザインが単行本と同じであること。確かにこのデザインのハマり具合の高さは単行本の時から支持する声が多く、読書メーターでも文庫もこのデザインにしてほしいという意見を多々目にしたものだった。『天上の葦』のデザインは文庫でも踏襲されるだろうか。2019/11/20

射手座の天使あきちゃん

430
太田愛さん、あなたが気になって眠れません❕ 目隠しをされてフジヤマかスチールドラゴン(共にジェットコースター)に乗せられたような疾風迅雷・予測不能のストーリー展開、どうか平穏にと願う甘っちょろい読者を嘲笑うような悲憤慷慨の結末 久し振りに寝不足の朝です❕(笑) それにしても考えさせられるテーマですね「冤罪」は…2020/05/19

イアン

346
★★★★★★★★★☆冤罪を扱った太田愛の長編。少女誘拐事件の現場に残された不可解な印。それは23年前の夏、親友が失踪した現場に残された印だった…。なぜランドセルの中には失踪した当日ではなく翌日の教材が入っていたのか。なぜ23年後に母は息子を捜し始めたのか。数々の謎が一気に氷解するラストも見事だが、冤罪を招きかねない司法制度の欠陥を炙り出している点も意義深い。失踪当日の尚の行動も大人ならあり得ないが、小6という多感な時期だからこその説得力を持つ。相馬は現役警官なのに暇過ぎだろというツッコミはさておき、傑作。2021/03/07

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