内容説明
兄アンティフォラスは生き別れた双子の弟を探しにエフェソスにやってきた。すると召し使いは変なことを言い出すし、見知らぬ女性には言い寄られるしと、おかしなことが続く。一方、弟アンティフォラスにもわけのわからないことが起きていた。実は兄と弟が、とりちがえられていたのだ。大混乱の町でとうとう2人が顔を合わせると、思いもよらぬ奇跡が起きて…。笑いと涙の初期喜劇。押韻の楽しさを読みやすい新訳でどうぞ。
著者等紹介
シェイクスピア,ウィリアム[シェイクスピア,ウィリアム] [Shakespeare,William]
1564年、イギリス中部のストラットフォードで、商業を営む父と旧家出身の母との間の第三子として生まれる。82年、18歳で8歳年長のアン・ハサウェイと結婚、一男二女をもうける。故郷をはなれ、やがてロンドンで詩人・劇作家として幸運なスタートを切る。94年、新しく組織された劇団「宮内大臣一座」の幹部座員として名を連ね、俳優兼座付作者として活躍。およそ20年間劇作に専念し、劇作家として名をなす。1616年没
河合祥一郎[カワイショウイチロウ]
1960年生まれ。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。現在、東京大学教授。著書に第23回サントリー学芸賞受賞の『ハムレットは太っていた!』(白水社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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