角川文庫<br> 消えてなくなっても

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角川文庫
消えてなくなっても

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041056028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

もしも大切な存在が、目の前からいなくなってしまったら……物語の主人公「あおの」はタウン誌の編集者になったばかりの新人社会人で、高千穂を思わせる神話の国のような山中にある鍼灸治療の「キシダ治療院」を取材で訪れる。幼少期に両親を亡くし、親戚の家で育ったあおのは、血の繋がった家族というものを知らずに育ち、ストレス性の病を患っていた。難病患者のどんな病も治してしまうという、どこか妖しげな治療院には、不思議な力を持つと言われている節子先生が暮らしていた。そこには、あおのと年齢の近い「つきの」という女の子が、手伝いとして住み込みながら治療を続けていた。ひょんなことからあおのも住み込んで治療に専念することになり、二人は規則正しい暮らしの中で、少しずつ距離を縮め、いつしか二人の病気は回復に向かっていくはずだったのだが……。ある日、庭に河童があらわれていることを発見したときから、二人の運命は大きな展開を迎える。二人を呼び寄せたものは何だったのか。物語のラストで驚きと共に感動に包まれることでしょう。
節子さんの秘密に迫る、幼少期の出来事を描いた短編作「春の記憶」を収録。 


消えてなくなっても
春の記憶(文庫版、初収録)
解説 朝宮運河(ライター、書評家)

椰月 美智子[ヤヅキ ミチコ]
著・文・その他

内容説明

あおのはタウン誌の新人編集者。幼少期に両親を亡くした彼は、ストレス性の病を患っていた。そんな彼が神話の世界のような山中にある、どんな病気でも治してしまうという鍼灸治療院を取材で訪れる。そこには、不思議な力を持つ節子先生がいて…。運命がもたらす大きな悲しみを、人はどのように受け入れるのか。治療院に“呼ばれた”理由は何だったのか―多くの読者の涙を誘った“死生観”を問う魂の救済の物語。

著者等紹介

椰月美智子[ヤズキミチコ]
1970年神奈川県生まれ。2002年、第42回講談社児童文学新人賞を受賞した『十二歳』でデビュー。『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞、第23回坪田譲治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しいたけ

86
憑くとか霊魂とか、私はこの物語をフィクションだとは思えないくらい身近に感じてきた。それでも、このラスト。やっぱり読み返してしまうでしょう。驚いた。2019/11/23

papako

65
椰月さんだし、この表紙だし、ジュブナイルかと思ったら、全然違った。皆さんのレビューでなんとなく内容は推測してたけど、ここまでとは。しかし、河童のキヨシがいいキャラで救われた。姉弟が生き別れたのには納得出来ないけど、ラストはしょうがない結末。描かれてない節子先生と直之の話の方がもっと読んでみたいかな。2019/06/26

はつばあば

59
この本の「消えてなくなっても」にはレビューが多いけれど「春の記憶」のつきのとあおのの世話を焼く節子のレビューが少なくて。幼い頃に死にかけた節子、その節子を救ったのは目に見えぬモノやお婆さんの力。私の育ったころなんて、「井戸には神さんがいてはる。お天道様に感謝して・・ご先祖様を大切にせんと罰が当たる。」若い祖父母だったけれど真剣に。ですから母が亡くなって数年経ちますがいつでも傍にいてるようで・・?父親ですか?可愛がってくれたようですがスパルタやったしねぇ(◞‸◟)。いずれ私も消える。これからの未来、私は怖い2023/05/24

ピロ麻呂

44
「るり姉」が好きで椰月作品は結構読んでるけど、今までにないファンタジックなストーリー☆読み始めは普通なんだけど、途中から河童やカラス天狗が登場…だんだん違和感を抱き、最後は「そうだったんだ~」なるほどって感じ(^^)幼くして命を落とした子供たちも、また違う世界で幸せになって欲しい…2017/06/03

エドワード

32
少年の頃から屁理屈言いのヘリックと呼ばれたあおの。神経質が高じて脅迫神経症気味になり、偶然知った山奥の治療院を訪れ、節子とつきのに出会う。都会と緩やかにつながりながら、自然の懐に抱かれる村-まさに梨木香歩さんの「家守綺譚」の世界だ。居候することにしたあおのの清澄な日々、勝気で愛嬌のあるつきのとの会話が彼にはいい薬だ。耳鳴りに悩む孝美を治す節子の治療はまさに気の力。たくさんの植物、神の降臨した地、河童、火の玉。大いなる自然に癒されるあおのに突然訪れた真実。ああ、「消えてなくなっても」とはそういう意味か。2018/09/25

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