濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041052747
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と幽霊を視る能力がある。事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいる謎、ホラー作家のもとを訪れる見知らぬ幽霊の謎、突然態度が豹変した恋人の謎……ミステリと怪談の驚異の融合!

内容説明

心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と、幽霊を視る能力がある。新宿に構える事務所には、奇妙な現象に悩まされる依頼人だけでなく、警視庁捜査一課の辣腕刑事も秘密裡に足を運ぶ。ホラー作家のもとを夜ごと訪れる、見知らぬ女の幽霊の目的とは?お化け屋敷と噂される邸宅に秘められた忌まわしい記憶とは?ある事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいられたのは、トリックなのか、生霊の仕業なのか?リアルと幻惑が絡み合う不可思議な事件に、ダンディな心霊探偵が立ち向かう。端正なミステリーと怪異の融合が絶妙な7篇。

著者等紹介

有栖川有栖[アリスガワアリス]
1959年生まれ。大阪府出身。同志社大学法学部卒。89年『月光ゲーム』で作家デビュー。書店勤務を続けながら創作活動を行い、94年作家専業となる。2003年『マレー鉄道の謎』で第56回日本推理作家協会賞、08年『女王国の城』で第8回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件
評価

akky本棚

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

288
有栖川有栖は、新作中心に読んでいる作家です。心霊探偵濱地健三郎のシリーズは初読です。心霊探偵の連作短編集、ホラーとしてもミステリとしても中途半端な気がしますが、それなりに楽しめました。オススメは冒頭の『見知らぬ女』です。心霊探偵・濱地健三郎と助手・ユリエの関係が今後どうなるのか興味津々です。2017/10/26

しんたろー

192
ミステリ好きのくせに何故か未読だった有栖川さん初読み。なのに本格ものではなく、超常現象を解く心霊探偵を選んだのは単に表紙に惹かれて…探偵・濱地と助手・ユリエが挑む7つの怪事件を描いた短篇集…ラノベ調を想像していたが、人生哲学が綺麗な文章に凝縮されていて、読み易くも奥深い味わいもあった。あとがきに「ミステリの発想を怪談に移植した上で、両者の境界線において新鮮な面白さを探すこと」と狙いを書いているのが頷ける。一編が30~40ページだから仕方ないが、もう少し人情が書き込まれていれば、人に勧められるが……。2017/10/24

紅はこべ

183
この探偵を謎めいた魅力を持つ紳士に見せようとして、失敗しているように感じた。霊に対して上から目線。2018/01/24

nuit@積読消化中

169
【オール・ハロウズ・イヴ読書会★第三週(10月22日~10月31日)】心霊探偵!ということで飛びつきました。なんとも全体的にお上品さが漂う連作怪談ミステリー。気がつくと仕立ての良いスーツに身を包み、オールバックに撫でつけた髪型の心霊探偵の登場を待ちわびている自分がいました(笑)。この探偵の浄霊の仕方はとても優しい。著者の『幻坂』は未読だったので、そちらにも心霊探偵濱地健三郎が出ているとのこと!なんだか得した気分。2017/10/27

ダイ@2019.11.2~一時休止

135
連作短編集。心霊探偵で幻坂に登場していたらしいが全然覚えてない・・・。霧氷館が一番良かった。2017/08/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12105502
  • ご注意事項

最近チェックした商品