出版社内容情報
ゲームによって明かされる少年たちの運命??その切なさにあなたは涙する。“バーチャワールド”という新感覚のゲームに挑んだ高校生5人組。しかし女性患者の自殺を目撃したところから、ゲーム本来にはない物語が進行していく。彼らがゲームに挑んたことははたして「偶然」なのか?
山田 悠介[ヤマダ ユウスケ]
内容説明
バーチャワールドという新感覚のゲームに挑む賢治や敏晃ら高校生5人組。決められたルールに従い病院脱出を目指す賢治たちだったが、ある女性患者の自殺を目撃したことから事態は急変する。謎の少年アキラが現れ、ゲームは予測不可能な方向に進んでいく。ひとり、またひとりとリタイアしていく仲間たち。何故アキラは5人の前に現れたのか―ゲームをクリアした者にだけ明かされる哀しき“運命”とは!?
著者等紹介
山田悠介[ヤマダユウスケ]
1981年生まれ。2001年自費出版で刊行した『リアル鬼ごっこ』がベストセラーとなり、注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぬ
18
☆3.5 肝心の『リアル鬼ごっこ』は未読な山田氏。ぶっちゃけ氏の作品に深みだの趣だのは端から期待はしていませんが、今回もその場のみのエンタメ作品として楽しみました。アキラの正体はほぼ想定内だったし怜の野望は結局なんだったの? だし…。これだけ険悪になっても友達づきあいは続くのね。男子ってすごいわ。現在のゲーム界ならこの程度のVRはすでに存在してるのかな。2021/04/23
はる
8
Fコースから読んだけど特に続き物ではなかった。憲希好きすぎる。あと、三部けいさんのイラストが結構イメージ通りだった2022/02/03
Koji Hozumi
5
高校生が暇つぶしに挑んだ、バーチャルゲーム。その中で、明らかになる過去。病院の設定なので、少し違いますが、ゲームの部分は、ちょっと前に読んだ「〇〇の教典」に似ているような感じでした。 とてもシンプルでわかりやすい話です。細かいことにとらわれず、テンポもいいので、一気に読んでしまうと思います。それこそ、暇つぶしにさらっと読めちゃう、ワクワク系の一冊でした。2016/12/11
book_stock
3
VRの進化版小説。 2004年に思いついている山田氏すごい・・・ 山田小説はやはりあっと間に読める しかし、不良ってこんなに正義感溢れる奴らなのか? 面白かったです2017/10/24
桜みゅ
3
脱出ゲーム系の本を探していて、ふいに見つけた本。 実は山田悠介という作家は本当に苦手で、この人か~~と、読む前から期待はしていなかった。 確かにゲームとか謎としては面白いのかもしれないけれど、登場人物がクソすぎで短絡的。脳みそが幼稚園児か小学生のままの大人を書かせたらピカイチ。 ラストのオチを絡ませて、もう少し一人ずつに焦点をあてたら‥とか考えてしまったけど、本を読みなれていない人たちへは、この薄さと登場人物の短絡さが、暇つぶしにはいい本なのかも。2017/04/20