出版社内容情報
記憶の中の料理は、いつも世界の街角と結びついている。食エッセイ。アメリカ人と付き合っているはずだった。結婚してみて大変さが身にしみた。義父はバグダッドでアメリカンスクールに通ったのち、祖国を追われ難民となったユダヤ人。義母はユタ州のモルモン教徒。フランスに留学していたクリスチャンの著者は、結婚を機に、「スイス在住」「クリスマスはイスラエル」「息子はインター」「娘はリセ」「墓参は多磨墓地」と、ごちゃまぜの人生を生きることに。フレンスのクロワッサン、旧フランス領ベトナムのフォー、トルコショップの枇杷、イスラエルのファラフェル、東京の蕎麦、ユダヤ系イラク人に伝わる「タビット」、魔法のスパイス「バハラット」。世界各地の香り高い料理の数々にまつわる記憶を描いたエッセイ集。
長坂 道子[ナガサカ ミチコ]
1961年、愛知県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。ファッション誌『25ans(ヴァンサンカン)』の編集を経て`88年渡仏。7年間のパリ滞在中より、フリーのジャーナリスト、エッセイストとして雑誌などに多数、記事を発表。ペンシルヴァニア、ロンドン、チューリッヒ、ジュネーブと移住し、現在はチューリッヒ在住。著書に『フランス女』『裸足のコスモポリタン』(以上、マガジンハウス)、『世界一ぜいたくな子育て』『「モザイク一家」の国境なき人生』(光文社新書)など。
内容説明
世界中でごはんをつくって食べて暮らしてきた。世界の料理が一堂に会する、珠玉の食エッセイ。
目次
ベティの台所と、ナツメヤシ
「フォ」が懐かしいのは前世のせい?
踊る肉とタンゴの男
ヨモギ色の袋小路
スパイスミックスの王者、五香粉とバハラット
ココット泣き笑い
イチジクの花を探して
白身魚はおろしてカルパッチョに
揚げ物の歓声
芋、栗、南京、軽井沢
お米で世界放浪
ハイナニーズチキンを欲したのは誰だったのだろう
ほろ酔いバベット
桃色のパスタボウル
拾い物の福
森の女王
夢見る「バクラヴァ」
著者等紹介
長坂道子[ナガサカミチコ]
1961年、愛知県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。ファッション誌『25ans(ヴァンサンカン)』の編集を経て88年渡仏。7年間のパリ滞在中より、フリーのジャーナリスト、エッセイストとして雑誌などに多数、記事を発表。ペンシルヴァニア、ロンドン、チューリッヒ、ジュネーブと移住し、現在はチューリッヒ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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