朝には紅顔ありて

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784048838252
  • NDC分類 188.74
  • Cコード C0095

内容説明

西本願寺第二十四代門主が今だから語る、み仏の教え、真宗のこころ。

目次

人はなぜ生きるのでしょう
人はみな、願われて生を受けています
人は誰でも、自分に都合よく生きようとするものです
鎧を脱いで接したら、世のなかはずっと生きやすい
「私の生き方」に不安や迷いが生じたら…
朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる身なり
信心の定まるとき往生また定まるなり

著者等紹介

大谷光真[オオタニコウシン]
1945年京都市生まれ。浄土真宗本願寺派第24代門主・西本願寺住職。東京大学文学部卒・龍谷大学大学院修士課程修了、東京大学大学院修士課程修了。(財)全国教誨師連盟総裁
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

11
浄土真宗本願寺派(通称御西)の門主(現在前門)によるエッセイです。身近な事柄から浄土真宗の教えを分かりやすく説明してくださいます。私の場合は、浄土真宗の通常の解釈とは違う解釈をとっているため、新たな気付きを得ることはなかったのですが、その解釈も伝統的な解釈あってのものであり、私は勿論尊重する所存です。阿弥陀仏とは何かに思い至ると、自然に全てに対して感謝の念が生じ、念仏が浮かぶようになります。そうなると、利他の念も生じ、菩薩道に足を踏み入れることになると思います。2017/11/13

kaopukapuka

2
私は無神論者。むしろ「困った時は神だのみ」・・・の何でも信じる典型的な日本人タイプですが、この本はバリバリ仏教なんだけどおしつけがましくない、あたりまえだけど忘れかけていたことを語りかけてくれる、ほっとする内容でした。「他力本願」って言葉、好きだったのですが実は仏教用語だったんですね。「阿弥陀様の本願力によって救われて行く・・・」奥深いです。「私は悪人、煩悩の塊」を自覚して生きて行きたいです。「朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる身なり」なもあみだぶつ。2010/07/05

すうさん

1
浄土真宗の親鸞の教えを説く。特に「悪人正機」に関して具体的に説明してありわかり易い。仏教の入門としては良書であると思う。「朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる身なり」という言葉が今はとても心に響いてくる。また親子の関係にも言及していて、「親子は同じ年齢である」という。つまり自分の子供が生まれて初めて人は親になるのだから、生まれた子供と親とは同じだけ年齢を重ねていく事になる。それは第二子以降も同じ。それぞれの子供と親とが子の誕生を境に出会って、新しい関係として同じ時間を重ねていくというのだ。親子は同級生。2016/01/19

ちょも

1
仏教にあまり馴染めていなかった自分に一つの入門書として、とても参考になった。まだまだ素直に受け止められない内容も多々あったが、何故か読んだ後に気持ちが楽になる不思議な本だった。2015/07/11

Q

1
祖父母の本棚に昔からあって、小学生か中学生ぐらいの時に読んだのだけれど、いまの年齢になっても時おり読み返している。教えが押しつけがましくない。お堅くない。足も痺れない。そしてこれを読み返したあとは、なぜだか平家物語(ビギナーズ)がまた読みたくなる…。2012/09/10

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