出版社内容情報
ＷＥＢ小説で話題の新鋭が送る、青春オカルティックファンタジー第２弾！「僕にはこの闇が見える。いまからは僕が君の目になる」――この世ならざるものが見える目を持つ小学六年生の山内くんと、呪禁師の少女・紺。神かくし事件の真相に迫る紺の身に迫る危機。そのとき山内くんは――？
二宮 酒匂［ニノミヤ サカワ］
「ジンニスタン 砂漠と海の物語 (アース・スターノベル)」でデビュー。 「小説家になろう」で本作を連載中。
内容説明
呪禁師の少女・紺によって、この世ならぬものが見える目にされてしまった山内くん。彼に呪いをかけた少年・青丹との対立や、自身の血の秘密といった出来事を経て、暑く長い夏が終わろうとしていた―が、「事件」はまだ終わっていなかった。「僕にはこの闇が見える。いまからは僕が君の目になる。君は死なない。絶対に」紺と二人、山内くんは凄惨な戦いに挑む。友情と恋が詰まった青春オカルトファンタジー。
著者等紹介
二宮酒匂［ニノミヤサカワ］
『ジンニスタン（１）砂漠と海の物語』（アース・スターノベル）でデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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よっち
31
紺の祖母・銀から自身の血の秘密を知り困惑する山内くんが、彼に呪いをかけた少年青丹に拉致され、さらに地域で起こっていた神隠し事件にも巻き込まれてゆく第二弾。自身の出生の秘密に困惑しながらも、紺が危険な状況に陥ったことを知って救出に向かう山内くん。紺を救うためにギリギリの状況でも諦めない山内くんはカッコ良くて、二人で力を合わせて危機を乗り越える展開はとても良かったです。誤解が解けないままの不器用な二人でしたけど、ホラーテイストの中にある恋愛未満な距離感やその甘酸っぱさについニヤニヤしてしまう素敵な物語でした。2016/10/08
chatnoir
17
古い因習や術者が多く暮らす田舎を何処かにありそうに思わせてくれた一冊。でも、残虐シーンが多すぎて、子供には読んで欲しくないな…主人公の年齢から言って対象年齢は低いんだろうけど。山内くんと紺の甘酸っぱい関係だけが救いかなぁ。おとうさん、コマンドーのシュワちゃんを思い出したよ。おとうさんと楓さんの関係も素敵だったな。とりあえず一区切り。好評なら続編が出るはずだったんだろうな...。2018/07/31
じゅんぢ
17
山内くんも紺もこれだけ濃度の濃い夏を過ごして人として大きく成長できたのではなかろうか。その成長ぶりを続編でよんでみたい。2017/09/21
しましまこ
16
そうだ、ホラー文庫だったんだ。グロいエグいてんこ盛り！ でも主役２人が可愛くて楽しかったよ。もう少し２人の成長を見守りたいよ。2016/10/01
さぼさぼ
13
前作に引き続き、思ったよりも怖い！でも後半グロテスク過ぎでした〜。もんじゃくんのくだりは良かったです。グロテスクな部分をソフトにした映画化を期待します(^-^;軽く読める、お勧めの一冊。2016/12/14
