角川スニーカー文庫 終末なにしてますか？もう一度だけ、会えますか？〈＃０４〉

枯野 瑛【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 292p／高さ 15cm
• 商品コード 9784041046579
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

２０１７年４月よりTVアニメ放送開始予定！　第２部、シリーズ最新刊！「フェオドール。わたし、やっと決めたよ。──きみの、邪魔をしてやる」

妖精兵ティアットと堕鬼種（インプ）の対峙は、ラキシュの振るう《聖剣（カリヨン）》セニオリスの一撃で決された。
手負いの堕鬼種が目指すのは――かつての戦場、コリナディルーチェ市。
バロニ＝マキシ一位憲兵武官の計らいで彼の地へ向かったティアットは、朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たす。
一方その頃、妖精倉庫の管理人喰人鬼（トロール）もまた、旧き知人を訪ねてその地を訪れていた……。

２０１７年４月よりTVアニメ放送開始予定！　第２部、シリーズ最新刊！

枯野　瑛［カレノ　アキラ］
クリエイター集団A‐TEAM所属。2002年にPCゲーム『Wind -a breath of heart-』のノベライズで富士見ファンタジア文庫よりデビュー。代表作は「銀月のソルトレージュ」（富士見ファンタジア文庫／全5巻）。近年は、PSPソフト『サモンナイト5』（2013年）のシナリオを担当するなど、多方面で活躍。

ｕｅ［ウエ］
福岡在住のイラストレーター。

内容説明

「フェオドール。わたし、やっと決めたよ。―きみの、邪魔をしてやる」妖精兵ティアットと堕鬼種の対峙は、ラキシュの振るう“聖剣”セニオリスの一撃で決された。手負いの堕鬼種が目指すのは―かつての戦場、コリナディルーチェ市。バロニ＝マキシ一位憲兵武官の計らいで彼の地へ向かったティアットは、朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たす。一方その頃、妖精倉庫の管理者喰人鬼もまた、旧き知人を訪ねてその地を訪れていた…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まりも]

かつての戦場・コリナディルーチェ市を舞台にした第四弾。フェオドールたちが、それぞれの場所で準備を始める話。毎度毎度のことながらこんな不安感を煽る引きで終わるとか続きが気になって仕方がないじゃないの。ラキシュの想いが強すぎるが故に悲し過ぎる。あとがきにもある通り今回は第4章の始まりでしかないんだけど、第1部の登場人物も含めた様々な人物たちの想いが交差した事で、物語もいよいよ終盤に向けて本格的に動き始めた感じがしますね。ここからの展開が楽しみでもあり、同時に怖くもあるんだよなぁ。次巻どうなる。

2017/04/02

[よっち]

手負いのフェオドールとラキシュが目指すのはかつての戦場コリナディルーチェ市。ティアットは朱髪の先輩妖精兵らと邂逅を果たし、妖精倉庫の管理人喰人鬼もまた旧き知人を訪ねてその地を訪れる第四弾。護翼軍や貴翼帝国など様々な思惑による争いに巻き込まれてゆくフェオドールたち。ラキシュの身に起こった変化と、フェオドールの姉により画策された密かな再会。第一部の登場人物たちもまたここで徐々に集結し舞台は整いつつあるように思えますが、ラキシュとの繋がりや未だ気づかないままの彼女との関係が今後どうなるのか、続巻が楽しみですね。

2017/03/31

[かんけー]

前巻の引きから物語は少しづつ動きだして...フェオドールと人格の？変わってしまったラキシュは護翼軍から追われる身となり、其れを追ってティアット達の想いも錯綜して？黄金妖精の調整の第一人者マゴメダリ博士、妖精の彼女達に何を見、何を託し、何に絶望したのか？まだ解らない...？色んな伏線はあの？ナイグラート迄引っ張りだしてきた作者の陰謀(^_^;)からも視てとれる。フェオドールの姉さん、オデット？澄まし顔で嘘をつく質の悪さで(笑)優し過ぎる嘘つき青年の想いは何処に向かうのか？見当も着かない。同じ堕鬼種でも？→

2017/04/08

[オセロ]

Kindle Unlimitedにて。 物語の核心に迫ってきて面白くなってきましたね。 命を狙われている黄金妖精の調整に関わるマゴメダリ医師が抱える秘密、黒瑪瑙に能力を使ったことでラキシュに能力を使ったことでフェオドールにチラつく幻影、そして懐かしの面子がたくさん出てきて続きが楽しみです。　

2023/10/17

[真白優樹]

―――かつての戦場に再び戦の予感の風が吹き、軍や帝国の思惑も蠢動する中訪れる不意の再会、そしてすれ違う二人。壊れ、引き返せない道を突き進むラキシュはそれでもフェオドールに寄り添い、何も持たぬフェオドールは自らの願いを固め、そんな彼を前にティアットの想いも揺れる。かつて戦場に舞った妖精達、そして母である鬼も集う中、各人の想いも交錯し、静かに世界は戦いへと突き進む。世界が繋がる中、始まる戦いの勝者は誰になるのか。今はまだ平穏の中、だが確かに戦風は吹く。願いが交錯する戦いの行方とは。 次巻も楽しみである。

2017/04/01